幻のシーズン18使用構築 最高最終2008 【氷塊顔面と3メガの囲い】
はじめに
幻のシーズン18*1お疲れ様でした。TNはっとりユウで潜っていました。マッチングした方は対戦ありがとうございました。
初めて1シーズンで200試合以上こなして、最高最終レート2008という結果になりましたので、構築記事を書かせていただきます。
使用構築はこちらになります。メタモン以外は全員メガシンカ可能なポケモンで、実際にガルーラ・ヤミラミ・ライボルトがメガシンカします。
以下、個別→全体の順で解説していきます。
個別解説
オニゴーリ
性格:臆病、特性:ムラっけ、持ち物:残飯
個体値:31-0-31-31-31-31
努力値:H172、B180、S156
実数値:177-63-123-100-111-132
技構成:守る、身代わり、絶対零度、フリーズドライ
パーティの軸であり、絶対的なエース。基本的に選出していました。主に後述のライボルトの電磁波で麻痺したポケモンや威嚇で攻撃が下がったポケモンを起点にムラっけを積んでいきます。
技構成は、ムラっけの試行回数を稼ぐための守ると身代わり、耐久ポケモンや不利対面、TODされている状況を強引に突破するための絶対零度、スイクンや水ロトムへの打点となり、命中安定かつ凍結の勝ち筋も狙えるフリーズドライです。
配分は、こちらの記事を参考にさせて頂きました。
http://moodyrainy.blog.fc2.com/blog-entry-5.html
この配分のオニゴーリを使った場合、素早さが1段階上昇しただけではメガゲンガーを抜けず、素の状態でもドランやヘラに抜かれていることがあります。
しかし、物理耐久に厚くしたおかげで陽気メガガルーラの捨て身を耐えたり*2、意地ガブリアスの逆鱗を耐えて身代わりを残したりできる*3など、ガルガブに対して強気に選出することができました。
メガヤミラミ
性格:図太い、特性:悪戯心→マジックミラー、持ち物:ヤミラミナイト
個体値:31-x-31-31-31-31
努力値:H252、B108、D148
実数値*4:157-x-174-105-154-40
技構成:鬼火、瞑想、バークアウト、自己再生
バークアウトのモーションが可愛いメガヤミラミ。こちらの記事を参考にさせていただきました。
このパーティでの主な役割は次の4点です。
- ステルスロックを撒かれるのを阻止し、オニゴーリやメタモンが削られないようにすること。特に、メタモンの襷が温存されることで、積みアタッカーをパクった際のミラーが安定します。
- レパガッサメタモンやクレッフィの選出を抑制すること
- このポケモンで詰むパーティにイージーウィンすること
- パーティ全体できついギルガルドへの対抗馬
このポケモンを入れる前はステロ展開にいいようにやられていたため、メタモンやオニゴーリを温存することに大きく貢献してくれました。しかし、炎・フェアリーをおそれてガルド入りに対しても選出を避けてしまうことことが多かったので、ガルド入りに選出した際のシミュレーションが足らなかったと痛感しました。
ゲンガー
性格:臆病、特性:浮遊、持ち物:命の珠
個体値:31-0-31-31-31-31
努力値:C252、S252、B4
実数値:135-63-81-182-95-178
技構成:シャドーボール、ヘドロ爆弾、気合い玉、道連れ(身代わり)
メガ枠偽装(?)珠ゲンガー。技構成は、ゴーストタイプに撃つシャドーボール、ニンフィアやサーナイトなど音技持ちフェアリーを処理するためのヘドロ爆弾、ガルーラやバンギラスなどを粉砕する気合玉、1:1交換をするための道連れとなっています。
持ち物を命の珠にした理由は、音技持ちフェアリーやガルーラを落とすに足りる火力を得るためです。とにかく低耐久なので、ノーマル技・フェアリー技以外に後出しはできず、また行動回数も制限されます。
主な役割は、次の4点です。
メガライボルト
性格:臆病、特性:避雷針→威嚇、持ち物:ライボルトナイト
個体値:31-x-30-31-31-31 ※めざ氷個体です。
努力値:C252、S252、D4(ダウンロード対策 B<D)
実数値*5:145-x-100-187-101-205
技構成:10万ボルト、電磁波、めざめるパワー、火炎放射
まさかの電磁波メガライボルト。
メガライボルトと言えば、威嚇を撒いて裏のゴツメ枠が受けやすくしたり、サイクル構築におけるフィニッシャーという印象が強いです。
しかし、この構築はサイクル構築ではないため、ボルトチェンジの代わりにオニゴーリをサポートするための電磁波を入れました。オニゴーリだけでなく、ガルーラやゲンガーミラーのサポートにも役立ったので、結果的には間違ってなかったと思います。
主な役割は、次の3点です。
- 麻痺を撒いて後続をサポート
- パーティ唯一の炎技持ちとしてナットハッサムの処理
- ガブの型判別。
特に、ガブリアスに関しては前述の耐久調整により、毒々 or 吠える持ちか鉢巻持ちでない限りオニゴーリが身代わりを残して起点にできるので、ライボルトより早く動くかどうかで型が判別できたのは大きかったです。
メガガルーラ
性格:陽気、特性:肝っ玉→親子愛、持ち物:ガルーラナイト
個体値:31-31-31-x-31-31
努力値:H4、A236、B4、D12、S252(ダウンロード対策 B<D)
実数値*6:181-175-121-x-122-167
技構成:猫騙し、捨て身タックル、冷凍パンチ、けたぐり
レート上位名物のメガガルーラ。耐久ポケモンはオニゴーリに任せることにしているため、対面重視の技構成にしました。王道を征く猫捨て身は確定、残りの2枠は地面や竜への打点になり凍結も狙える冷凍パンチ、ミラーにより強く出ることができ、岩タイプや鋼タイプ、オニゴーリへの打点にもなるけたぐりを採用しました。
主な役割としては、次の4点です。
オニゴーリを警戒してクレセやポリ2が出てこなくて暴れまわったこともあるので、その点においてもオニゴーリとの相性はいいと感じました。
メタモン
性格:慎重、特性:変わり者、持ち物:気合いの襷
個体値:31-x-x-x-x-x ※めざ氷個体です。
努力値:H252、B4、D252
実数値:155-60-69-x-110-57(ダウンロード対策 B<D)
オニゴーリがきつい相手をパクって全抜きしたり、倒すポケモン。他にも初手に出して型を覗き見る運用方法もあると聞いていますが、ほぼ後発で出してコピーすることに終始していました。
メタモンのめざパは岩が多いらしいですが、悪巧みボルトロスをコピーした際にガブで止まらないようめざ氷個体を採用しました。ウルガモスに関しては、後出し時に瞑想を既に積んでる or バークアウトを当てることができれば後はバークアウトを撃っているだけで攻撃に移れなくなるケースが多かったのでめざパ岩の必要性は感じませんでした。
※メタモンの厳選についてですが、HPの個体値31だけ粘って、あとはめざ氷 or 岩であればいいと思います。DL対策については性格補正または努力値振りで実現しましょう。
全体解説
選出パターン
メガ枠が3体もいるため、2メガ選出となることも多くありました。主な選出パターンは以下のようになります。
ガルーラ+ライボルト+オニゴーリ
基本選出。大抵はガルーラをメガシンカさせますが、メガ前ガルーラでゲンガーと1:1交換してライボルトをメガシンカさせることもあります。
どちらの場合でも、ガルーラで暴れ、ライボルトで電磁波(場合によっては威嚇も)を撒いて退場し、オニゴーリを降臨させる流れが基本です。
ヤミラミ+メタモン+オニゴーリ
通称「ヤミメタゴーリ」。メガヤミラミで詰むパーティや、受けル、メタモンでコピーしたポケモンが刺さる構築、ステロ展開構築、バンドリマンダ構築に選出します。
メガヤミラミでステロや毒菱を防ぎつつ、鬼火を撒いたり瞑想を積んで要塞化していきます。メガヤミラミを突破するために炎タイプや積み技・一撃技をもったポケモンが出てきます。
炎タイプや強力な積みアタッカーが出てきた場合は、次のように対処していました。
ガルーラ+ゲンガー+メタモン
かなり変則的な選出。相手のパーティにサーナイトがいたときは、ほぼこの選出でした。サーナイトにライボの避雷針やヤミラミの悪戯心をトレースされると火力が上がったり、先制で身代わりを張られたり鬼火を撃たれるため、先発に出せるのはガルーラかゲンガーとなります。
ガルーラの技構成はミラーに強めになっていますが、この選出をした際はゲンガーに引くようにしていました。
また、バシャーモ入りに対しては、ガルゲンのどちらかを切ってメタモンでパクって荒らして最後に残った方で締める立ち回りをしていました。
他にも選出パターンはたくさんありましたが、紹介は以上とさせていただきます。気になる方は質問して頂けるとありがたいです。
パーティ雑感
並びをご覧いただければお分かりかと思いますが、炎やドラゴンが完全に一貫しています。また、フェアリーや鋼タイプも刺さっているため、ほぼ確実に出てきます。
オニゴーリをB方面に厚く振っていたため、ガブリアスやファイアローの等倍技は起点にすることができましたが、バシャーモやウルガモス、ハッサム、ギルガルド入りへの回答に悩まされました。
基本的にはメタモンを選出していましたが、コピーするタイミングや型を読み違えた場合(バシャが特殊だったり、ガルドが残飯身代わり持ちなど)に負けに直結することが多かったので、どのような構築にどのような型が多いかといった構築情報不足も目立ちました。
オニゴーリをほぼ毎試合選出する構築だったので、不利対面を零度やムラっけによる能力上昇で突破するオニゴーリの勇姿を何度も見ることができました(それが出来なかった場合は普通に負け)。この点においては、使っていて非常に楽しい構築でした。
終わりに
今シーズンはレート2000台に到達することができましたが、プレイヤースキル(構築、選出、立ち回りなど)が欠けていることが浮き彫りにもなりました。
~今後さらに上のステージで勝負をするために~
- 流行っている構築・ポケモンの情報収集を踏まえた構築を組む
- 対戦相手の視点から見て何が選出されやすいか、対戦相手の選出に対してどのように勝ちに行くか(試合の流れをシミュレーションしておく)を考える
- 状況に応じた最適の行動をとる(攻撃技を選ぶのが安定の際に、余計な守るを挟まないなど)
他にも意識すべき点はたくさんあると思いますが、今後さらに上のレートを目指すにあたっては少なくとも上記の点を意識する必要があると感じました。
ここまでお読みいただきどうもありがとうございました。
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