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【USMシングル S13使用構築】凍てつく仮面パーティ【最高最終レート2018・最終128位】

はじめに

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USMシングルシーズン13お疲れ様でした!私はTNハシビロコウ と TNあおばりんか で潜っていました。後者のROMで最高最終レート2018・最終順位は128位となりました。

本記事では、シーズン13で使用したタイプ・ヌルを呑気個体で採用した構築を紹介します。

※以下、常体。

構築概要

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呑気個体のタイプ・ヌルに加えて、電磁波や後攻とんぼ帰りと相性の良いオニゴーリを主軸に採用。取り巻きは、この2体で対応できない並びをカバーすることを意識。ステロや毒菱→吠えるのムーブをしてくるドヒドムドーを崩すために剣舞地面Zランドロスを採用。テッカグヤランドロス入りの受け構築を崩す際にも重用。相手のオニゴーリ入りやミミッキュ入り全般、カバルドン等に強く出るためにエアスラ・身代わりメガリザYを採用。残りの枠はレート帯や環境に合わせて変更していたが、最終的に半減回復実持ちのカプ・コケコミミッキュに落ち着いた。どちらも撃ち合いからクッション・崩しに至るまでパーティの穴を補う形で活躍してくれた。以下、個別解説。

個別解説

タイプ・ヌル

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呑気201(244)-116(4)-161(252)-116(4)-116(4)-57 ※S個体値0
電磁波/凍える風/蜻蛉帰り/吠える

2シーズンぶりに復帰した相棒。シーズン11では特殊耐久を重視して生意気個体を採用していたが、物理高火力に崩されることが多かったので呑気個体を採用。生意気HDベース個体でなくても、対面から特殊技を2~3耐えして仕事するくらいの耐久はあったため物理方面に対しての安定感と併せて高い先発性能を誇った。

タイプ・ヌルの長所としては、高耐久と蜻蛉帰りによる対面操作・クッション電磁波による起点作成・吠えるによる起点回避等が挙げられる。反面、高速再生技がない(眠るはあるが…)ため持ち前の耐久を活かしきれず、また自身の決定力が致命的に足りないため後手に回ることが多いことが短所として挙げられる。

基本的に先発で繰り出して、蜻蛉帰りによる対面操作や麻痺撒き・凍える風によるS操作で後続のサポートする役目を担っていた。オニゴーリランドロスを初手に出して、クッションや仕切り直しに繰り出す場合は、後発に置くこともあった。

主なダメ計

ダメ計から分かるように、物理耐久にかなり厚くなっている。その反面、特殊高火力を受けるのは厳しくなっているため後投げは厳しいと言わざるを得ない。

オニゴーリ

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臆病177(172)-76-106(44)-102(12)-104(28)-145(252) ※A個体値0
守る/身代わり/絶対零度/フリーズドライ

  • H:16n+1(残飯による回復効率最大)
  • A:個体値0。身代わりが一致イカサマを耐える。わるあがきの与ダメを上げたい場合は個体値31でも。
  • B:A197メガメタグロスのバレパンを受けた後で身代わりを残せる(110~132ダメージ)。
  • D:2段階上昇かつEFが切れた段階で、C145カプ・コケコの10万ボルトを身代わりが耐える。C200カプ・テテフのPFサイキネ確定耐え(148~175ダメージ)。4段階上昇で上記カプ・コケコのEF10万ボルトを身代わりが耐える。
  • S:最速

本構築のエース。タイプ・ヌルの電磁波や凍える風によるS操作や後攻とんぼ帰りによる繰り出しによって、ムラっけや絶対零度の試行回数を稼いでいく。

回避や耐久能力値を上げて身代わりを残した場合だけでなく、S上昇で上から行動できる場合や本来は落とされる技を耐えられる状態で強引に試行回数を稼ぐこともあった。ムラっけを積み始めた際は、上昇・下降した能力値によって適切な行動が変わってくるためダメ計は常時起動しておく必要がある。

ランドロス

Landorus tótem XY.giff:id:Onigohri_362:20161231190049p:plain

陽気181(132)-171(44)-120(76)-x-101(4)-157(252)
ステルスロック/岩石封じ/地震/大爆発

これまで使い続けてきた最速襷ランドロスに変えて、剣舞地面Zランドロスを採用。こちらの記事の調整を拝借させて頂いた。

yamashin0131.hatenablog.com

襷個体と比較してメリットに感じたのは、テッカグヤやサンダー、エアームドなどの浮いてる物理受けを強引に崩したりできる点とキノガッサ対面で胞子を透かして地震→Z地震で落とせる点である。

反対に、デメリットに感じた点としては襷を盾にフェローチェを強引に削ったり大爆発で霊獣ボルトロスヒートロトムを爆発処理したり起点回避ができなくなった点である。技構成や調整を変えるだけで全く別のポケモンになった。

メガリザードンY

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臆病153-x-99(4)-211(252)-135-167(252)*1
火炎放射/オーバーヒート/エアスラッシュ/身代わり

トゲキッスと化したメガリザY。パーティ全体でキツいギルガルドカバルドンオニゴーリ入りに出していく。

技構成は、命中安定打点である火炎放射、最大火力のオーバーヒート、怯みを狙えるエアスラッシュ、補助技透かしの身代わりとなっている。

使用感としては、まさしく炎打点が強化されたトゲキッスであった。ただランドロス同様、ボーマンダの起点になりやすいためカバマンダガルド系統の構築相手に出す際は後述のミミッキュオニゴーリとセットで選出する必要がある。この枠はスカーフヒードランのときもあったが、火力と怯みを取るか奇襲性能を取るかで使い分けていた。

カプ・コケコ

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163(140)-x-114(68)-128(100)-96(4)-192(196)
10万ボルト/めざ氷/草結び or 身代わり/瞑想

TLでボルグロスさんという方が質問箱に回答する形で紹介されていた半減回復実カプ・コケコゲッコウガ全般や低火力特殊(特にオニゴーリと一緒にいるクレセリア)、キノガッサ等に強く出られる場持ちのいい個体。ゲッコウガがいても、霊獣ボルトロスカバルドンと同居されていて選出し辛い時はコケコを選出していた。

絶妙な耐久や撃ち合い性能に助けられることが多かったが、Zの瞬間火力や130族と同速を制したい場面も少なからずあった(後者に関してはもともと避けた方がいい)。

ミミッキュ

Mimikyu SL.giff:id:Onigohri_362:20170321233124p:plain

131(4)-142(252)-100-x-125-162(252)
じゃれつく/影撃ち/剣舞/呪い

使っても使われても最強のポケモン。HDベースのマンダの上から行動するために最速個体で採用。ABベースの個体と交互に使用していたが、耐久調整が活きる機会より先に動ける機会の恩恵を受けることが多かった。

技構成はABミミッキュのオーソドックスなものとなっているが、いかなる調整でも活きると思われる。対面・崩し・ストッパーのどれをとっても申し分のない性能を誇っている。

電磁波や鬼火を採用したいときもあったが、起点作成はタイプ・ヌルに任せてミミッキュはタイプ・ヌルやオニゴーリを選出しづらい時の主軸を担うことが多かった。

主な選出パターン

タイプ・ヌルを選出する場合

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基本選出。タイプ・ヌルによる対面操作からオニゴーリを出していけると判断した場合はこの選出。最後の1匹の枠は、オニゴーリでは崩しきれない受けサイクルを崩すためにランドロスとなることが多かった。炎・飛行の通りがいいときはリザY。

タイプ・ヌルを選出した場合、場を整えた後は残りの2体で相手の3体を倒さなくてはならないため対応しきれないことが往々にしてあった。オニゴーリが出し辛い構築を相手にする場合はタイプ・ヌルの選出も避け気味になった。これも他の4体に負担がかかる要因となったと思われる。

ウルガモス入りに対しては、タイプ・ヌルのみを選出しオニゴーリは選出しないよう心掛けた。身代わり搭載した個体が多かったため、オニゴーリを選出するのは相当分が悪かった。

タイプ・ヌルを選出しない場合

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タイプ・ヌル以外の5匹から選出。メガ枠であるリザードンもしくはオニゴーリのどちらかは選出してパワーを落とさないよう心掛けた。

キツいポケモン

呪いミミッキュ

タイプ・ヌルで皮を剥がしたりクッションにできるが、剣舞も呪いもこちらにかかる負担が大きい。

身代わり持ちウルガモス

オニゴーリを出すのは控えよう。手が滑って出してしまった場合は、5発零度当てましょう。

ヒートロトム

オニゴーリ系統の構築全般で重くなりがち。襷ランドロスを採用していた頃は、爆発処理していたが今期は処理ルートが一つ消えたため厳しい立ち回りを強いられた。

霊獣ボルトロス

上に同じ。また格闘Z個体も多いため、タイプ・ヌルとオニゴーリだけに頼ると壊滅するおそれあり。瞑想めざ氷を搭載したカプ・コケコを出すことが多かった。

バンギラス

唯一のメガ枠が格闘打点のないリザードンだったのもあり、選出画面で見えた場合はリザードンの選出を避けるようにしていた。砂嵐でオニゴーリが削られるのもありこちらも重めである。

フェローチェ

呑気ヌルならA207フェローチェ飛び膝蹴りを耐えられる(128~152ダメージ)が、Z気合玉は耐えられない。また、ランドロスが襷ではないため強引に削ることも難しくなった。ミミッキュを選出し、隙を見つけてオニゴーリで積むことが多かった。

バシャーモ

タイプ・ヌルにもオニゴーリにも一貫しているため、全抜きされやすかった。このポケモンが見えたときは、ミミッキュの選出が必要不可欠。

ギルガルド

剣舞ハガネZ型も弱点保険型もかなり厳しい。メガリザYや地面Zランドロスとうまく対面させれば落とせるが、同居しているポリ2やマンダに止められたり起点になりやすかった。

この他にもキツかったポケモンはたくさんいるが、この辺にしておく。

終わりに

今期は呑気タイプ・ヌルと数多くの対戦をこなして、生意気個体とは異なる強みがあることを認識できました。ただ同時に、対応範囲の狭さが気になる場面も多くありました。

シーズン14以降は、このポケモンだけでなく他の起点要員(もしくはピン)にオニゴーリを加えた構築を試していきます。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました!質問・感想・意見等がございましたら、twitter @Onigohri_362 までお願いします。


スペシャルサンクス:呑気最遅タイプ・ヌルを快く貸して下さったコザックーさん。おかげさまで、久しぶりにレート2000まで来ることができました!

 

 

 

青葉りんかちゃんの趣味・嗜好(可愛いの基準が強面寄り)なら、きっとオニゴーリも気に入るに違いない…!

*1:メガ前の実数値は、153-x-99-161-105-167