【SMシングル シーズン6使用構築】「オニゴーリ・暴君マンダ軸 積みと対面」最高最終 2030
はじめに
SMレートシーズン6お疲れ様でした。TNはハルカ★ルカとくろすあろまで潜っていました。マッチングした方は対戦ありがとうございました!
前者のROMで最高最終レート2030となったため、構築記事に記録として残しておきます。
構築概要
SM最終シーズンという事で殊更に新しいことはせず、いつも通りオニゴーリを使うことにしました。
ということで、一転攻勢を体現するポケモンを軸に組むことにしました。本構築のコンセプトはフーディンとオニゴーリの2体を軸にしつつ、苦手な相手は他の4体を中心にカバーして対応することです。
以下、個別解説に入ります。
個別解説
オニゴーリ
【性格】臆病
【個体値】31-0-31-31-31-31
【努力値】172-0-20-44-76-228
【実数値】177-76-103-105-110-138
【技構成】守る/身代わり/絶対零度/フリーズドライ
- H:残飯効率最大の16n+1
- B:身代わりに対する一致イカサマが低乱数1発(25%)、A188以下のメガボーマンダの捨て身確定耐え
- S:1段階上昇で135族抜き。2段階上昇でS1段階上昇最速カミツルギ抜き*1
本パーティのエースポケモン。いかに不利な状況であっても、ムラっけの引きや絶対零度・フリドラ凍結などで一転攻勢をかけられるポケモン。このポケモンの活躍度合いは、対戦相手の方が一番よく知っていることでしょう。
調整についてですが、最速ガッサ抜きガルーラ(S135~137が多い印象)を抜く程度に抑え、残りを耐久や火力に少し振っています。事前に麻痺を撒いたり、低速ポケモンに繰り出していくことが多いため、最速でなくて困る場面はほとんどありませんでした。強いて言えば、S2段階上昇引いても砂下ドリュウズを抜けなくなったり、最速ドランに何もできずに落とされてしまう事です。前者に関しては選出を控えればよく(砂嵐で削られ、バンギが吠えてくるところに出すべきではない)、後者は事故と割り切りました。
動きとしては、主に後述のフーディンで電磁波を撒いたり、ミミッキュやマンダでは突破し辛い耐久ポケモンに対して繰り出していくことが多いです。後述のカプ・コケコに電磁波を搭載していた時期もありますが、このポケモンに依存しすぎるためフーディンと併せて出せないときは選出を控えることにしていました。
メガフーディン
【性格】臆病
【個体値】31-0-31-31-31-31
【努力値】228-0-140-0-0-140
【実数値*2】:159-63-103-195-125-206
【技構成】サイコキネシス/草結び/目覚めるパワー(炎)/電磁波
- H:定数ダメ最少(16n-1と8n-1を兼ねる)
- B:A156ミミッキュの剣舞影撃ちが低乱数一発(12.5%)
- S:最速135族抜き
シーズン2から使い続けている電磁波めざ炎フーディン。主な役割は次の通りです。
ずっと使っているのと、他にも似たような技構成で結果を残された方が増えてきたためかなり認知されてきたと感じています。また、今シーズン急増した激流ゲッコウガは草結びでは落とせないため逆に突破される場面も多かったです。
技構成は前期と同じですが、起点を作るためだけではなく自身が起点になるのを回避するために挑発が必要な欲しい場面が多かったです。
ギルガルド
【性格】呑気
【個体値】31-31-31-31-31-31
【努力値】252-4-236-12-4-0
【実数値*3】167-71-220-72-171-72
【技構成】シャドーボール/聖剣/影撃ち/キングシールド
古代兵器(?)弱点保険ギルガルド。このポケモンもシーズン2の頃から皆勤賞。ガルーラやメタグロス入りの対面気味の構築や受けルに対して繰り出していきます。
Z技や鉢巻クラスの高火力でなければ、弱点技であっても確実に耐え、弱点保険を発動させて返り討ちにできます。受けループを相手にする際は、グライオンに繰り出してブレードフォルムで地震を受けつつ突破し、裏のポケモンにも大きな負荷をかける役割を持ちました。時代にかなり逆行しているためか、型がバレているとき以外はほぼ確実に勝てました。
欠点としては、素の火力や他の補助技がない事です。無振りテテフですらシャドーボール1発では落ちないため、この辺りは他の面子でカバーするしかありません。また、一般的(?)なギルガルドであれば、毒毒や剣舞を搭載していることが多いため、ポリゴン2は不利な対面ではないかもしれませんがこのポケモンにとっては絶対に勝てない圧倒的不利対面です。
ミミッキュ
【性格】意地っ張り
【個体値】31-31-31-x-31-31
【努力値】36-196-20-0-4-252
【実数値】135-148-103-x-126-148
【技構成】シャドークロー/じゃれつく/剣舞/影撃ち
呪いや身代わり、妖Zが欲しいときもありましたが、この辺りは他の面子でカバーできるよう構築を組む上での課題とします。
調整としては、先に結果を残されたフィジカさんの記事を参考にさせていただきました。
ボーマンダ
【性格】意地っ張り
【個体値】31-31-31-31-31-31
【努力値】196-36-4-0-164-108
【実数値*4】195-187-151-x-131-154
【技構成】暴れる/龍舞/羽休め/身代わり or 地震
暴君バーサーカーマンダ。こちらの記事の個体を採用させていただきました。
暴れるという技は、捨て身タックル並みの火力を反動なしで撃つことができます。また、混乱自傷率が低下(5割→3割)したことにより、連続使用もある程度可能になります。
ただ、技を拘っていなければもしくは混乱自傷しなければ試合結果が動いていたような場面もあります。暴れるのメリットを享受しつつデメリットも受け入れるか、もしくはデメリットの弊害を受けない立ち回りを身につける必要があると感じました。
カプ・コケコ
【性格】臆病
【個体値】31-0-31-31-31-31
【努力値】0-0-4-252-0-252
【実数値】145-108-147-x-95-200
【技構成】10万ボルト/めざ氷/ボルトチェンジ/草結び or 電磁波
キノガッサ・ミミッキュ入りのパーティに繰り出したり、特性の発動順序でテテフ・ランドの型を把握するために採用。後投げされやすい地面タイプに打点を持ちつつ生存するためにシュカの実を持たせています。
一時期草結びの枠を電磁波にしていたことがありましたが、フーディンが出せないときにカバルドンの相手をしたい場面が予想外に多かったため戻しました。
このポケモンは単体スペックはそこまで高くないため、裏におくポケモン(ゲンガー入りならマンダ、キノガッサ入りならギルガルド)に崩し性能が欲しい場面が多かったです。ボーマンダはともかく、ギルガルドも舞う個体にしてもよかったかもしれません。
(シュカがバレた場合、めざ氷で削れたランドロスに対しては10万ボルトを撃ちましょう!)
選出パターン
見せ合い画面では、まずオニゴーリを出せるかどうか考えます。例外は多々ありますが、主な選出パターンは下記の通りです。
オニゴーリを選出する場合
or
フーディンで麻痺を撒いて、オニゴーリを繰り出していく選出パターン。フーディンが麻痺を撒いたとしても、オニゴーリが呪われる・吹き飛ばされる・滅びの歌を使われる負け筋には要注意。この中のどれも備えてないパーティは少ないため、この選出パターンでの勝率は芳しくありません。起点を作って1体捨てて展開する構築には、一定の限界があると言えます。
フーディンを選出せずに、マンダミミッキュで圧力をかけてポリ2やクレセにオニゴーリを投げるという立ち回りもできますが、いきなり引くと毒を撃たれることが多いので冷ビ等を確認したり間にもう1体挟んで交換した方が安全です。
※呪いミミッキュは、呪いを使用すると同時に被弾すれば皮を剥がされHPも半分に減ります。この隙を突いて裏のポケモンを通せるのであればオニゴーリを選出することも可能です。ただしオニゴーリをエースとして使う想定ではないため、マンダミミッキュなど他の積みポケを通していくことを忘れないようにしましょう(フリドラ凍結を引いた場合を除く)。
オニゴーリを選出しない場合
or
オニゴーリが選出できない状況として、相手のパーティに誰も起点になるポケモンがいないという状況が挙げられます。そのような場合、当該パーティは対面志向であることが多く、こちらも対面性能の高いポケモンをぶつけていくことにしていました。
パーティ全体で重めのキノガッサ入りに対しては、カプ・コケコをほぼ確実に選出し、フィールドを展開してガルドで受ける立ち回りをよく行っていました。また、カバ・ランド・ガブの型を判別しつつ削ったり、ゲッコウガの上から行動して後続に繋げることも多かったです。
苦手な相手
このパーティの欠陥としては、電気が一貫している・数値受けを崩す手段がオニゴーリ以外には乏しい・一気に崩しに行ける大火力に欠けるなどが挙げられます。他にもありそうなのはさておき、苦手なポケモンや並びは下記の通りになります。
- メガバシャーモ:ステロ撒かれると相当キツイです。B方面に厚く振ったランドロスやトリル展開、フーディンにリフレクターを仕込むなどが対策として考えられます。ゲッコウガ:フーディン・コケコが落とされ、裏のポケモンにも大きな負荷をかけられることが多いです。
- ポリゴン2+呪いミミッキュ+メガ:フリドラでミミッキュを凍らせるか、ポリゴン2をボーマンダの圏内に持ち込みます。
- サザンドラ:コケコにマジシャ搭載してないのがバレてるのか…!?
- とんボルチェン+スカーフカミツルギ:オニゴーリ君に頑張ってSを上げてもらいましょう。
- 臆病ヒードラン:無理です。特殊を受けるために穏やかでいてください。あとニトチャを搭載したオシャレ個体は厳しいです。
- 聖剣ガルド:舞ってくる個体は完全に切りました。
- オニゴーリミラー:ミラーでは基本的にオニゴーリを出さないため、クレセリアやポリ2の突破に苦労しました('ω')ノ
終わりに
SM最終シーズンということで、時間を見つけては潜り対戦数を重ねてまいりましたが構築と立ち回りが弱かったため、USMでは欠陥構築で闇雲に試合数を重ねるのではなく、勝てる構築・立ち回りを身につけて上を目指したいと思います。
無理な相手は割り切りつつ(可能な限り減らしておく必要があるが)勝てる相手には確実に勝てるよう工夫するというアプローチで、今後もオニゴーリを使っていきたいと思います。
ここまでお読みいただきどうもありがとうございました。質問・感想・意見等がございましたら、twitter @Onigohri_362 までお願いします。
※1枚目がアイカツスターズのハルカ☆ルカちゃん、2枚目がアイドルタイムプリパラの黒須あろまちゃんです。
アイカツスターズは毎週木曜18時25分から、アイドルタイムプリパラは毎週火曜17時55分から放映してます。どちらも面白いので、是非観てみてください!