オシャボ厳選推進委員会

オシャボ厳選についてより多くの方に知っていただくためのブログ

シーズン15で使ってた個体について

はじめに

シーズン15お疲れさまでした。私はTNハシビロコウ、TNあおばりんか で潜っていました。マッチングされた方は、対戦ありがとうございました!

構築全体を語るほどの結果は残せなかったので、パーティ内で特徴的な2匹について使用感やダメ感を振り返ります。

カプ・コケコ @電気Z

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陽気145-167(252)-105-x-96(4)-200(252)
ワイルドボルト/蜻蛉帰り/挑発/自然の怒り

意表を突く物理型コケコ。カプ・コケコは特殊電気技(10万ボルト、ボルトチェンジなど)を撃ってくるという先入観を逆手にとって、物理電気技を叩き込むために採用。

技構成は、メインウェポンのワイルドボルト・地面に無効化されずミミッキュの皮を剥がせる蜻蛉帰り・積みエースや耐久ポケモンを機能させない挑発・交換読みや受け崩しに用いる自然の怒りとなっています。一般的に認知されている特殊型コケコと比較した場合における長所と短所は、下記の通りです。

長所

ワイルドボルトの奇襲性能および火力

カプ・コケコの10万ボルトを耐える想定で出てきたポケモンに対して、ワイルドボルトが刺さります。ダメ計と共に具体例を何体か挙げます。基本的エレキフィールドが発動している前提で進めていきます。()内は努力値です。

  • ミミッキュH131(4)B100(0)個体が高乱数一発127~151ダメージ
    ⇒耐久に薄いミミッキュであれば、強化アイテムやZに頼らなくても1発で落とせます。H151(164)B124(B188)個体だと確定2発(102~121ダメージ)となりますが、10万ボルトよりは与ダメが多くなります*1
  • ヒードランH197(244)B126(4)個体がZワイルドボルト高乱数一発195~231ダメージ)。
    ヒードランは居座ってステロを撒いたり削りに来ることが多いため、悠長な行動を許さない物理型が活きました。
  • 輝石ポリゴン2:ZワイルドボルトH191(244)B156(252)個体に対して106~126ダメージ(自然の怒りと併せて落とせる)、H191(244)B110(0)個体に対して150~177ダメージ。物理受けであれば崩しの役割を担うことができ、特殊を想定して出てきた型であれば受け出しを許さず突破可能です。
  • ギルガルドH167(252)B170(0)個体に対して、Zワイルドボルト中乱数1発145~172ダメージ)。呑気H167(252)B220(236)個体だと、Zワイルドボルト112~133ダメージとなります。

この他にも、ワイルドボルトカプ・テテフに中乱数一発*2になったりZワイルドボルトアーゴヨンに対して中乱数一発*3になるなど、10万ボルトでは耐えられるような場面を押し切れる場合があります。対戦相手の想定を覆して優位に立てるよう、ダメ計を随時回しながら崩していけるのが理想です。

短所

①電気技を無効にするポケモンに勝てない

この型の欠点として、地面タイプや霊獣ボルトロスなど電気技が無効化されるポケモンに対面から勝つのはほぼ不可能である点が挙げられます。そのため、裏のポケモンに引いたり起点にしていく立ち回りが必要になります。

  • ランドロス
    ⇒初手や死に出しで出てきた際に、特性の発動順序でスカーフ判定が可能です。(交換読み等で)自然の怒りを当てた際に黄色ゲージまで削れた場合は、半減回復実を所持していると予想できます(Hに振ってないだけかもしれませんが)。
  • カバルドン
    ⇒交換読みで自然の怒りを当てたり、挑発でボーマンダの起点にする動きができます。またエレキフィールドを展開した状態であれば、羽休めで着地して欠伸を無効化できます。
  • 霊獣ボルトロス
    ⇒電気技の通りがいい対面で蜻蛉帰りを押して、ゲッコウガオニゴーリギルガルドを繰り出すことが多いです。並びから判断して挑発持ちでない場合と判断した場合は、カバルドンに繋いでステロ欠伸で退かせることもあります。

②威嚇や火傷の影響を受けたり、物理種族値が高いポケモンにダメージが通りにくい

カプ・コケコのA種族値が115あるとはいえ、威嚇や火傷による火傷には気を付ける必要があります。ドヒドイデスイクンに悠長な行動をしたり、熱湯に向かって後投げはしない方がいいです。

短所としては①が一番大きいと感じています。地面タイプを相手にするときは、ボーマンダオニゴーリなど地面タイプ優位に立てる積みポケモンの選出を意識していました。

カバルドン@混乱実

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腕白
212(228)-132-182(220)-x-100(60)-67
ステルスロック/欠伸/吹き飛ばし/地震

クッション兼起点作成要員のカバルドン。トリック対策に持たせる混乱実はフィラの実を推奨します。主な調整先は下記の通りです。

最初は最もメジャーかつテンプレ調整の腕白H228B140D140振りの個体を使用していました。この調整の主な特徴は下記の通りです。

カバルドンを使用していく中で、物理方面の耐久を崩されることが多かったため調整を変更しました。特殊方面の耐久は信頼し辛くなりますが、パーティ全体でキツ目のミミッキュとメガリザXを特に意識した調整となっています。

特殊高火力技を撃たれた際は、どちらの調整であっても落とされるケース(事前に削られるなど)が多かったため物理方面に耐久を寄せてみるのも一考だと感じました。

主な動きとしては、初手で対面したリザードンミミッキュに対して、ゲッコウガもしくはカプ・コケコで蜻蛉帰りを選択してカバルドンを繰り出していくことが多かったです。 

終わりに

テンプレ調整の個体から使い始めて、仮想敵を定めて適切な調整にしていく過程は対戦の大きな醍醐味であると感じました。来シーズン以降も同一個体を使うかは分かりませんが、引き続き調整を重ねていきたいと思います。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

質問・意見・感想等があれば、twitter @Onigohri_362 までお願いします。

*1:EF下の10万ボルトがH151(164)D125(0)個体に対して、90~106ダメージ

*2:H145(0)B96(4)個体に対して133~157ダメージ

*3:H149(4)B93(0)個体に対して132~156ダメージ