【SMシングル シーズン4使用構築】「オニゴーリ軸 夏の風物詩スタン」最高最終 2004 & 2005
はじめに
SMレートシーズン4お疲れ様でした。マッチングした方は対戦ありがとうございました!
本ROMのTNはくろすあろまで、サブROMのTNはハルカ★ルカです。最終レートはそれぞれ2004と2005です。
構築概要
本構築のコンセプトはオニゴーリを極力選出しつつ、厳しい場合は他の5体の中から選出して対応することです。
~採用順並びに経緯~
- エースのオニゴーリ
- メガボーマンダより先に麻痺を撒けてハッサムやバシャーモに強く出られるメガフーディン
- ルカリオやフェローチェに強く出ることができ、弱点保険発動時の爆発力があるギルガルド
- 化けの皮により行動が保証され、補助技も豊富なミミッキュ
- テッカグヤやゲンガー、ガルーラ入りに繰り出せるメガバシャーモ
- 相手のエースをコピーして全抜きしたり、ランドロスをコピーして地面技の一貫を切れるメタモン
個別解説
オニゴーリ
【性格】臆病
【個体値】31-0-31-31-31-31
【努力値】172-0-52-4-28-252
【実数値】177-76-107-101-104-145
【技構成】守る/身代わり/絶対零度/フリーズドライ
- H:残飯効率最大の16n+1
- B:身代わりに対する一致イカサマが低乱数1発(25%)
- S:最速
暑い夏を絶対零度で冷却してくれる氷塊顔面。主に後述のフーディンやミミッキュで麻痺を撒いて繰り出していくことが多いです。また麻痺した相手だけでなく、低速ポケモン全般をみがまもで起点にしていくことも多いです(滅びの歌や吠える、積み技に注意)。
上記以外のケースは…S上昇や回避、防御、特防上昇によって自ら強引に起点を作り出すこともあります。基本的にはムラっけを積み、耐久や回避能力を上げて身代わりを残してから攻めていきますが、時として回避上昇に賭けたり1発で零度を当てなくてはならない状況があります。
ムラっけの試行回数を稼ぐパターンについては、前期の記事をご覧ください。
メガフーディン
【性格】臆病
【個体値】31-0-31-31-31-31
【努力値】100-0-180-0-0-228
【実数値*1】:143-63-108-195-125-218
【技構成】サイコキネシス/身代わり/目覚めるパワー(炎)/電磁波
- H:定数ダメ最少(16n-1と8n-1を兼ねる)
- S:1加速した最速バシャーモ抜き
- B:余り
シーズン2から使い続けている電磁波めざ炎フーディン。電磁波でオニゴーリの起点を作ったり、パーティ全体で重たいバシャーモやゲッコウガ、ハッサムの処理を担います。物理技を被弾する事が多いため、努力値の余りはBに割いています。
シーズン3とは異なり、エナジーボールの枠を身代わりに変えています。この技に変更した理由は、主にメガバシャーモ対策です。こちらをご覧ください。
バシャーモナイトが未解禁のシーズン3では、バシャーモに1加速されても上から叩くことができました。しかし、メガバシャーモには1加速されただけで上を取られてしまいます。そのため、1体倒された後 or 守るのタイミングでフーディンを出して対処することはできなくなりました。また、先発対面だったとしても対戦相手がメガ前の特性を猛火にしていた場合、メガシンカ→トレース発動で猛火をコピーしてしまうため上述の状況を再現されてしまいます。
このような状況を打開するために、身代わりを搭載しました。バシャーモがメガシンカ&守るのタイミングで身代わりを選択することで有利対面を維持できます。
身代わりを搭載した結果、草打点がなくなりました。スイクン、レヒレ、カバ辺りに草技を撃ちたいことはありましたが、それ以上にメガバシャーモに強く出られる場面の方が多くあったので一応正解だったと思われます。
ギルガルド
【性格】呑気
【個体値】31-31-31-31-31-31
【努力値】252-0-164-92-0-0
【実数値*2】:167-70-210-82-170-72
【技構成】シャドーボール/影撃ち/キングシールド/聖剣
- B:珠マンムーの地震確定耐え、ブレードフォルム時にA156ミミッキュのシャドクロ耐え、A2↑メガルカリオの地震が低乱数1発(6.3%)
- C:余り
- S:4振りメガクチートやカバルドンの上から行動したい場面が多かったため、個体値31
物理耐久に厚く割いたHBベースの呑気弱点保険ギルガルド。こちらもシーズン2から続投。対戦相手にとって想定外の物理耐性によって、少し削られていても弱点技を耐える→保険を発動させて大きな負荷をかける動きは今期も健在。
メガバシャーモ復活に伴い解雇…となる予定でしたが、メガバシャーモにキンシ読みで舞われたケースが少なかったため、対面ではキンシ→A2↓フレドラを耐えて返り討ちというパターンが多くありました。
ミミッキュ
【性格】陽気
【個体値】31-31-31-x-31-31
【努力値】4-252-0-0-0-252
【実数値】131-142-100-x-125-162
【技構成】シャドークロー/電磁波/身代わり/呪い
- S:最速
誰が使っても強いと評判の(?)ミミッキュ。バンジの実を持たせることにより、複数ターン呪い・身代わりを撃てる怨霊。夏と言えば怪談もありましたね。主な役割は下記のとおりです。
ミミッキュ同士が対面した場合、裏の受けポケモンに引かれることもありますが、皮を剥がせないことを嫌って居座ってくることもあります。そこで電磁波を当てて、シャドークローで皮を剥がす役割を果たしてもらいます。削りまでできれば十分で、突破は裏を見て判断します。
特にこれといった耐久調整は施さなかったのですが、身代わりが低下力特殊技を耐える場面が欲しい時もありました。実数値にしてH161-A111-B101-x-D151-S136*3の調整でもよかったかもしれません。
メガバシャーモ
【性格】意地っ張り
【個体値】31-31-31-x-31-31
【努力値】28-236-124-0-4-116
【実数値】159-231-116-x-4-135
【技構成】フレアドライブ/飛び膝蹴り/雷パンチ/守る
加速していく灼熱の炎打点。シーズン4から新たに使用可能になりました。前述のとおり、フーディンが苦しめられたため自分でも使ってみることにしました。パーティ全体で重めのメガメタグロスに対してHP満タンなら守るとの択を考えずに行動できるようB振り。ZシャドクロやZじゃれつくを耐えられるため、ミミッキュに対しても守らずにフレドラを選択することが多いです。
ミラーや最速80族辺りを意識して準速にすることもできましたが、B方面の耐久が欲しかったのでこの調整になりました。
メタモン
【性格】生意気
【個体値】31-x-x-x-x-x
【努力値】252-0-4-0-252-0
【実数値】155-x-x-x-x-x
【技構成】変身
恐怖の先制の爪メタモン。メタモンの主な持ち物としては、他には気合の襷・こだわりスカーフなどがあります。襷は潰されていることが多く、また拘りたくはないため同速ゲーを少しでも有利にできる先制の爪で採用。
~主な役割~
想像以上に先制の爪が発動する機会が多く、対面しているポケモンがスカーフ持ちであったりS操作された場合でも先手を取ってくれたので持ち物は先制の爪で正解でした。
1900より上のレート帯では、襷要員を残したりなつき度依存の技を八つ当たりにしていることが多かった印象です。そのため、ステロを撒いたりこちらのメタモンのなつき度も最低まで落としておくといった対応が必要だと感じました。
選出パターン
オニゴーリを選出する場合
基本選出
+oror
立ち回りは、主に下記の通りです。
- フーディンを先発させて、麻痺を撒く。麻痺撒き要員が倒れたらオニゴーリを繰り出してムラっけを積む。ギルガルドはクッションや切り返し要員。メタモンは積みアタッカー対策。
- ミミッキュを先発させて電磁波呪いで削る。その後はオニゴーリを繰り出すか、メタモンで瀕死のポケモンもしくは死に出しで出てきたポケモンをコピーする。ミミッキュとフーディンを同時選出して、2回麻痺を撒くこともあります。
オニゴーリを選出しない場合
+or
基本的には、フーディンとオニゴーリ以外の4体から選出します。先発ミミッキュで削りを入れたり、麻痺を撒いてメガバシャーモで抜いていき、ギャラドスやボーマンダ等はメタモンでコピーしていきます。余程のことがない限りオニゴーリを出すので、このような選出パターンになることは少なめでした。
終わりに
今シーズンは、オニゴーリを可能な限り出したい。という原点に立ち返って構築を組んでみました。その結果、並びを見てお分かりいただいたかもしれませんが電気・地面タイプが完全に一貫し、またZ技要員もいません。オニゴーリのサポートや脇固めに注力しすぎて構築としての完成度やスペックが犠牲になったと感じています。
他の結果を残したオニゴーリ入りの構築は、数値・性能が高いポケモンで固めていたり、オニゴーリは特定の構築(鈍足主体や受けル)に限定的に出していることが多い印象を受けました。
来季はこうした構築を参考にしつつ、2000で満足せず2100台を超えることを目標に構築と立ち回りを磨いていきます。
ここまでお読みいただきどうもありがとうございました。質問・感想・意見等がございましたら、twitter @Onigohri_362 までお願いします。
※1枚目がアイドルタイムプリパラの黒須あろまちゃんで、2枚目がアイカツスターズのハルカ☆ルカちゃんです。