USMの第2の主人公ハウ君について
はじめに
お久しぶりです。ここ数ヶ月、構築記事以外で更新するネタと時間がなかなか確保できない日々が続いていました。
今回の記事では、ポケットモンスター・ウルトラサンムーン(通称「USM」)のストーリーを通じて惹かれた1人の少年について語りたいと思います。
すなわち…ハウ君である!!
ハウ君といえば、主に下記の4点のどれかをイメージする方が多いのではないでしょうか。
- 突発バトル、味方へのZ技(タッグバトル時)
- マラサダ少年
- 島キングを超える男
- 野獣先輩
どの印象が強いかについてフォロワーの皆様にアンケートを取ってみたところ、野獣先輩と回答した方が多かったので、まずは野獣先輩との類似性について扱いたいと思います。
ハウ君と野獣先輩
ハウ君と聞いてなぜ野獣先輩を想起する方が多いのだろうか?
こちらの比較画像をご覧いただきたい。
えぇ…このポーズはまさしく野獣先輩ですね…。余談ですが、これは彼の初登場シーンとなっています。初対面の段階で野獣先輩ポーズを見せつける男として、ハウ君はプレイヤーに野獣先輩のイメージを強く印象付けているわけです。
上記のポーズだけでも十分関連付けられますが、類似点はまだあります。
まだまだある気がしますが、この辺にしておきます。SM・USM通して終盤はハードなストーリーだったため、笑顔と野獣先輩ポーズを欠かさず披露してくれたハウ君を見ると実家のような安心感が湧きました。旅のお供に野獣先輩。これまでのポケモンシリーズでこれほど頼もしい存在がいただろうか。
マラサダ大好き少年
ハウ君の印象として次点に来るのが、マラサダ大好き少年です。寝ても覚めてもマラサダが大好きであることをアピールするため、ハウ君といえばマラサダを思い浮かべるプレイヤーも多いみたいです。マラサダのこちら↓
マラサダとは…? | Leonard's Japan | レナーズ マラサダ
特に(エーテル財団の誇る良心)ピッケさんからは、事あるごとにマラサダを貰っています。主人公が回復アイテムやタイプ・ヌルを渡されているのに対し、ハウ君は一貫してマラサダのみを受け取っています。
突発バトル・味方へのZ技
ハウ君と言えば、ストーリー中突然バトルを仕掛けて来たりタッグバトルで味方(=主人公)サイドに向かってZ技を撃ってきた印象をお持ちの方もいます。
ストーリー中の突発バトルに関しては過去作のライバルも似たり寄ったりな気もしますが、ハウ君はあらかじめ待ち伏せていることが少ないため不意を突かれるプレイヤーが多かったみたいです。
また味方へのZ技ですが、11歳の少年であればZ技の暴発の一つや二つくらいね…?アニポケサンムーン48話のお泊り会でカキがZ技ポーズ真似ゲームの際にククイ博士の家の中でぶっ放してますし、多少はね?
島キングを超える男
得票数のうち、最も少なかったのがこの項目です。ハウ君が島キングのハラさんを超えていく描写はストーリー上で度々示されていましたが、印象に残っているプレイヤーは少なめでした。野獣先輩やマラサダの方が分かりやすく、何よりもインパクトがあるので仕方ないと言えば仕方ないですが…。
島キングの孫としての立場
SM・USM共にハウ君は島巡りを行うわけですが、彼の父親は島キングの息子という立場に耐えきれずカントー地方に移住しています。
ハウ君にも、島キングの孫だから島巡りで成功して当然と周囲の目があったかもしれません。SM・USM作中において、島キングのハラさんはメレメレ島で一番の権力を持つお方です。その方の孫とあらば、比較対象のような目で見られることもあったはずです。そのような重圧の中、ポケモンと苦楽を共にし、有事の際にハラさんに頼られたり島巡りを成功させた点で島巡りを自身の成長の機会として活用できていたのかなと思います。
私自身、社会人として日々プレッシャーに襲われることが多いため、ハウ君みたいにプレッシャーとうまく向き合い、先に進めたらといつも考えています。
では、ハウ君は1人で島キングの孫という立場に向き合えたかというとそういうわけではないみたいです。アーカラ島の大試練直前では、島クイーンのライチさんに島キングの孫ではなくありのままのハウを肯定してもらっています。真っ直ぐな成長には、肯定して上げることが重要であることが伺えます。
グズマとの関係
島キングをハウ君を語るうえで欠かせないのが、スカル団ボスであるグズマとの関係です。グズマはSMではハラさんの元で再出発する描写がある一方で、USMではかつて島巡りに挑んだ先輩としてハウ君に助言するシーンがあります。
かつて島巡りに挑んで脱落した身として思うところがあったのでしょうか、面識はあるハウ君に遠回しに自分の道を行くよう助言しています。
その後、ネクロズマを巡る一件が解決したのち、ハウ君とのやり取りを経て成長の兆しを見せます。
ハウ君も単に慰めるのではなく新たな可能性を示している点で、実に微笑ましい兄妹弟子関係(?)と言えます。
余談ですが、SMではエーテルパラダイスで対峙するシーンが見られました。ルザミーネが呼び出したウツロイドをグラジオが、主人公がルザミーネを、そしてハウ君がグズマの相手をする場面です。このシーンはUSMではカットされています。
仮にUSMでこのようなシーンがあったら、悲運の対決になってましたが…(それはそれでまた見たい)。
次は、ハウ君の基本スタンスについて扱います。
楽しみ、敬意を払う姿勢
SM・USM本編をプレイされた方は既にご存知かと思いますが、ハウ君はとにかく明るく・真っ直ぐな笑顔で・楽しんで・敬意を払って勝負に臨む少年として描かれています。当初は楽しむことに重きを置いて回避していた節がありました。
ししかし、ひたすらに強さを追い求めるグラジオとの邂逅や主人公との切磋琢磨を経て、次第に楽しむだけでなく勝てば嬉しい・負ければ悔しいといった勝負に臨む者としてのメンタリティを身につけたように見えます。
上の画像と下の画像を見比べて頂けると分かるかと思いますが、目が違っています。前者は負けても楽しめればいいという若干逃げの姿勢が見受けられますが、後者は尊敬する相手に全力を出して勝ちに行く姿勢が表れています。
四天王との戦いを勝ち抜き、アローラの頂点で雌雄を決する点で、ハウ君はUSMにおける第2の主人公だったのではないかと思います。
終わりに
SM・USMを通じて私が推してきた少年、ハウ君について少しでも伝わったでしょうか?主人公やリーリエにスポットが当たる中で、ハウ君も同等以上に成長を遂げたキャラであることを認識していただければ私としてはこの上なく嬉しく思います。
USMでは、SM以上に濃密な成長物語に納得が加わって一層楽しむことが出来ました。私にとってハウ君は眩しく映ることが多いですが、今後も推していきたいと思います。私は24歳、社会人であるためハウ君との年はかなり離れてしまっています。しかしハウ君の一挙一動を見てると、ポケモン対戦に限らず、様々な場面で敬意を払い全力を出そうという気になります。
最後にUSMの制作に携われたゲーフリスタッフ一同への心よりの感謝をもって本記事を締めくくりたいと思います。次回作も楽しみにしています!
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。質問・感想・意見等があれば、twitter @Onigohri_362 までオナシャス!
【SMシングル シーズン6使用構築】「オニゴーリ・暴君マンダ軸 積みと対面」最高最終 2030
はじめに
SMレートシーズン6お疲れ様でした。TNはハルカ★ルカとくろすあろまで潜っていました。マッチングした方は対戦ありがとうございました!
前者のROMで最高最終レート2030となったため、構築記事に記録として残しておきます。
構築概要
SM最終シーズンという事で殊更に新しいことはせず、いつも通りオニゴーリを使うことにしました。
ということで、一転攻勢を体現するポケモンを軸に組むことにしました。本構築のコンセプトはフーディンとオニゴーリの2体を軸にしつつ、苦手な相手は他の4体を中心にカバーして対応することです。
以下、個別解説に入ります。
個別解説
オニゴーリ
【性格】臆病
【個体値】31-0-31-31-31-31
【努力値】172-0-20-44-76-228
【実数値】177-76-103-105-110-138
【技構成】守る/身代わり/絶対零度/フリーズドライ
- H:残飯効率最大の16n+1
- B:身代わりに対する一致イカサマが低乱数1発(25%)、A188以下のメガボーマンダの捨て身確定耐え
- S:1段階上昇で135族抜き。2段階上昇でS1段階上昇最速カミツルギ抜き*1
本パーティのエースポケモン。いかに不利な状況であっても、ムラっけの引きや絶対零度・フリドラ凍結などで一転攻勢をかけられるポケモン。このポケモンの活躍度合いは、対戦相手の方が一番よく知っていることでしょう。
調整についてですが、最速ガッサ抜きガルーラ(S135~137が多い印象)を抜く程度に抑え、残りを耐久や火力に少し振っています。事前に麻痺を撒いたり、低速ポケモンに繰り出していくことが多いため、最速でなくて困る場面はほとんどありませんでした。強いて言えば、S2段階上昇引いても砂下ドリュウズを抜けなくなったり、最速ドランに何もできずに落とされてしまう事です。前者に関しては選出を控えればよく(砂嵐で削られ、バンギが吠えてくるところに出すべきではない)、後者は事故と割り切りました。
動きとしては、主に後述のフーディンで電磁波を撒いたり、ミミッキュやマンダでは突破し辛い耐久ポケモンに対して繰り出していくことが多いです。後述のカプ・コケコに電磁波を搭載していた時期もありますが、このポケモンに依存しすぎるためフーディンと併せて出せないときは選出を控えることにしていました。
メガフーディン
【性格】臆病
【個体値】31-0-31-31-31-31
【努力値】228-0-140-0-0-140
【実数値*2】:159-63-103-195-125-206
【技構成】サイコキネシス/草結び/目覚めるパワー(炎)/電磁波
- H:定数ダメ最少(16n-1と8n-1を兼ねる)
- B:A156ミミッキュの剣舞影撃ちが低乱数一発(12.5%)
- S:最速135族抜き
シーズン2から使い続けている電磁波めざ炎フーディン。主な役割は次の通りです。
ずっと使っているのと、他にも似たような技構成で結果を残された方が増えてきたためかなり認知されてきたと感じています。また、今シーズン急増した激流ゲッコウガは草結びでは落とせないため逆に突破される場面も多かったです。
技構成は前期と同じですが、起点を作るためだけではなく自身が起点になるのを回避するために挑発が必要な欲しい場面が多かったです。
ギルガルド
【性格】呑気
【個体値】31-31-31-31-31-31
【努力値】252-4-236-12-4-0
【実数値*3】167-71-220-72-171-72
【技構成】シャドーボール/聖剣/影撃ち/キングシールド
古代兵器(?)弱点保険ギルガルド。このポケモンもシーズン2の頃から皆勤賞。ガルーラやメタグロス入りの対面気味の構築や受けルに対して繰り出していきます。
Z技や鉢巻クラスの高火力でなければ、弱点技であっても確実に耐え、弱点保険を発動させて返り討ちにできます。受けループを相手にする際は、グライオンに繰り出してブレードフォルムで地震を受けつつ突破し、裏のポケモンにも大きな負荷をかける役割を持ちました。時代にかなり逆行しているためか、型がバレているとき以外はほぼ確実に勝てました。
欠点としては、素の火力や他の補助技がない事です。無振りテテフですらシャドーボール1発では落ちないため、この辺りは他の面子でカバーするしかありません。また、一般的(?)なギルガルドであれば、毒毒や剣舞を搭載していることが多いため、ポリゴン2は不利な対面ではないかもしれませんがこのポケモンにとっては絶対に勝てない圧倒的不利対面です。
ミミッキュ
【性格】意地っ張り
【個体値】31-31-31-x-31-31
【努力値】36-196-20-0-4-252
【実数値】135-148-103-x-126-148
【技構成】シャドークロー/じゃれつく/剣舞/影撃ち
呪いや身代わり、妖Zが欲しいときもありましたが、この辺りは他の面子でカバーできるよう構築を組む上での課題とします。
調整としては、先に結果を残されたフィジカさんの記事を参考にさせていただきました。
ボーマンダ
【性格】意地っ張り
【個体値】31-31-31-31-31-31
【努力値】196-36-4-0-164-108
【実数値*4】195-187-151-x-131-154
【技構成】暴れる/龍舞/羽休め/身代わり or 地震
暴君バーサーカーマンダ。こちらの記事の個体を採用させていただきました。
暴れるという技は、捨て身タックル並みの火力を反動なしで撃つことができます。また、混乱自傷率が低下(5割→3割)したことにより、連続使用もある程度可能になります。
ただ、技を拘っていなければもしくは混乱自傷しなければ試合結果が動いていたような場面もあります。暴れるのメリットを享受しつつデメリットも受け入れるか、もしくはデメリットの弊害を受けない立ち回りを身につける必要があると感じました。
カプ・コケコ
【性格】臆病
【個体値】31-0-31-31-31-31
【努力値】0-0-4-252-0-252
【実数値】145-108-147-x-95-200
【技構成】10万ボルト/めざ氷/ボルトチェンジ/草結び or 電磁波
キノガッサ・ミミッキュ入りのパーティに繰り出したり、特性の発動順序でテテフ・ランドの型を把握するために採用。後投げされやすい地面タイプに打点を持ちつつ生存するためにシュカの実を持たせています。
一時期草結びの枠を電磁波にしていたことがありましたが、フーディンが出せないときにカバルドンの相手をしたい場面が予想外に多かったため戻しました。
このポケモンは単体スペックはそこまで高くないため、裏におくポケモン(ゲンガー入りならマンダ、キノガッサ入りならギルガルド)に崩し性能が欲しい場面が多かったです。ボーマンダはともかく、ギルガルドも舞う個体にしてもよかったかもしれません。
(シュカがバレた場合、めざ氷で削れたランドロスに対しては10万ボルトを撃ちましょう!)
選出パターン
見せ合い画面では、まずオニゴーリを出せるかどうか考えます。例外は多々ありますが、主な選出パターンは下記の通りです。
オニゴーリを選出する場合
or
フーディンで麻痺を撒いて、オニゴーリを繰り出していく選出パターン。フーディンが麻痺を撒いたとしても、オニゴーリが呪われる・吹き飛ばされる・滅びの歌を使われる負け筋には要注意。この中のどれも備えてないパーティは少ないため、この選出パターンでの勝率は芳しくありません。起点を作って1体捨てて展開する構築には、一定の限界があると言えます。
フーディンを選出せずに、マンダミミッキュで圧力をかけてポリ2やクレセにオニゴーリを投げるという立ち回りもできますが、いきなり引くと毒を撃たれることが多いので冷ビ等を確認したり間にもう1体挟んで交換した方が安全です。
※呪いミミッキュは、呪いを使用すると同時に被弾すれば皮を剥がされHPも半分に減ります。この隙を突いて裏のポケモンを通せるのであればオニゴーリを選出することも可能です。ただしオニゴーリをエースとして使う想定ではないため、マンダミミッキュなど他の積みポケを通していくことを忘れないようにしましょう(フリドラ凍結を引いた場合を除く)。
オニゴーリを選出しない場合
or
オニゴーリが選出できない状況として、相手のパーティに誰も起点になるポケモンがいないという状況が挙げられます。そのような場合、当該パーティは対面志向であることが多く、こちらも対面性能の高いポケモンをぶつけていくことにしていました。
パーティ全体で重めのキノガッサ入りに対しては、カプ・コケコをほぼ確実に選出し、フィールドを展開してガルドで受ける立ち回りをよく行っていました。また、カバ・ランド・ガブの型を判別しつつ削ったり、ゲッコウガの上から行動して後続に繋げることも多かったです。
苦手な相手
このパーティの欠陥としては、電気が一貫している・数値受けを崩す手段がオニゴーリ以外には乏しい・一気に崩しに行ける大火力に欠けるなどが挙げられます。他にもありそうなのはさておき、苦手なポケモンや並びは下記の通りになります。
- メガバシャーモ:ステロ撒かれると相当キツイです。B方面に厚く振ったランドロスやトリル展開、フーディンにリフレクターを仕込むなどが対策として考えられます。ゲッコウガ:フーディン・コケコが落とされ、裏のポケモンにも大きな負荷をかけられることが多いです。
- ポリゴン2+呪いミミッキュ+メガ:フリドラでミミッキュを凍らせるか、ポリゴン2をボーマンダの圏内に持ち込みます。
- サザンドラ:コケコにマジシャ搭載してないのがバレてるのか…!?
- とんボルチェン+スカーフカミツルギ:オニゴーリ君に頑張ってSを上げてもらいましょう。
- 臆病ヒードラン:無理です。特殊を受けるために穏やかでいてください。あとニトチャを搭載したオシャレ個体は厳しいです。
- 聖剣ガルド:舞ってくる個体は完全に切りました。
- オニゴーリミラー:ミラーでは基本的にオニゴーリを出さないため、クレセリアやポリ2の突破に苦労しました('ω')ノ
終わりに
SM最終シーズンということで、時間を見つけては潜り対戦数を重ねてまいりましたが構築と立ち回りが弱かったため、USMでは欠陥構築で闇雲に試合数を重ねるのではなく、勝てる構築・立ち回りを身につけて上を目指したいと思います。
無理な相手は割り切りつつ(可能な限り減らしておく必要があるが)勝てる相手には確実に勝てるよう工夫するというアプローチで、今後もオニゴーリを使っていきたいと思います。
ここまでお読みいただきどうもありがとうございました。質問・感想・意見等がございましたら、twitter @Onigohri_362 までお願いします。
※1枚目がアイカツスターズのハルカ☆ルカちゃん、2枚目がアイドルタイムプリパラの黒須あろまちゃんです。
アイカツスターズは毎週木曜18時25分から、アイドルタイムプリパラは毎週火曜17時55分から放映してます。どちらも面白いので、是非観てみてください!
【SMシングル シーズン5使用構築】「オニゴーリ軸 真夏の夜の一転攻勢スタン」最高最終 2104 & 2028
はじめに
SMレートシーズン5お疲れ様でした。マッチングした方は対戦ありがとうございました!
TNはハルカ★ルカとくろすあろまです。最終レートはそれぞれ2104と2028です。
構築概要
夏と言えば真夏!真夏と言えば夜の一転攻勢!!
ということで、一転攻勢を体現するポケモンを軸に組むことにしました。本構築のコンセプトはフーディンとオニゴーリの2体を軸にしつつ、苦手な相手は他の4体を中心にカバーして対応することです。
以下、個別解説に入ります。
個別解説
オニゴーリ
【性格】臆病
【個体値】31-0-31-31-31-31
【努力値】172-0-52-4-28-252
【実数値】177-76-107-101-104-145
【技構成】守る/身代わり/絶対零度/フリーズドライ
- H:残飯効率最大の16n+1
- B:身代わりに対する一致イカサマが低乱数1発(25%)
- S:最速
本パーティのエースポケモン。いかに不利な状況であっても、ムラっけの引きや絶対零度・フリドラ凍結などで一転攻勢をかけられるポケモン。このポケモンの活躍度合いは、対戦相手の方が一番よく知っていることでしょう。
動きとしては、主に後述のフーディンやミミッキュで麻痺を撒いて繰り出していきます。麻痺した相手だけでなく、低速ポケモン全般をみがまもで起点にしていくことも多いです。また氷技やキノガッサで眠らせたポケモンに後投げしていくこともありました。
※シーズン終了後に良さそうな調整を見つけたので、この場で記事と併せて掲載させていただきます。最速に拘るより耐久調整をするという考え方が面白いと思いました。
メガフーディン
【性格】臆病
【個体値】31-0-31-31-31-31
【努力値】100-0-180-0-0-228
【実数値*1】:143-63-108-195-125-218
【技構成】サイコキネシス/草結び/目覚めるパワー(炎)/電磁波
- H:定数ダメ最少(16n-1と8n-1を兼ねる)
- S:1加速した最速バシャーモ抜き
- B:余り
シーズン2から使い続けている電磁波めざ炎フーディン。電磁波でオニゴーリの起点を作ったり、パーティ全体で重たいマンムーやゲッコウガの処理を担います。物理技を被弾する事が多いため、努力値の余りはBに割いています。草結びの枠はシャドーボールやマジカルシャインなども試しましたが、先発に出てきやすいマンムーやカバルドンに強く出られる構成に落ち着きました。
~以下雑感~
シーズン2に使い始めた頃とは異なり、型が認知されていると感じることが増えました。先発に出すとよく麻痺しないポケモン(ランドサンダーコケコなど)のとんボルチェンからスカーフカミツルギが一掃してくるケースが多くありました。また環境最上位のミミッキュには圧倒的に不利であるため、動き辛く感じる場面が多くありました。今後使い続けるためには、この辺のケアが必要だと思いました。
※メガ前特性はマジックガードですが、猫撃ってから裏に引いてくるガルーラやスカーフ雪崩持ちに対して行動するために、精神力の方がいいかもしれません。
ギルガルド
【性格】呑気
【個体値】31-31-31-31-31-31
【努力値】252-4-236-12-4-0
【実数値*2】167-71-220-72-171-72
【技構成】シャドーボール/聖剣/影撃ち/キングシールド
物理方面が滅茶苦茶硬いギルガルド。このポケモンもシーズン2の頃から皆勤賞。ガルーラやメタグロス入りの対面気味の構築に対して繰り出していきます。
このポケモンの最大の長所は、補正をかけてBにガン振りしたことによる凄まじい物理耐久です。具体的には、下記の物理攻撃を耐えられます。
~シールドフォルム時~
- 補正なしメガルカリオの剣舞地震が低乱数一発(6.3%)
- 特化メガバシャーモのフレアドライブが低乱数一発(12.5%)
- 補正なしメガメタグロスの地震が確定3発
- 珠マンムーの地震確定耐え
- 特化ミミッキュのZシャドークロー確定耐え
- 補正なしメガミミロップの飛び膝蹴り確定耐え
- 補正なしメガガルーラの地震を2耐え
Z技や鉢巻クラスの高火力でなければ、弱点技であっても確実に耐え、弱点保険を発動させて返り討ちにできます。ミミロップ対面では、なぜかキンシ無警戒で飛び膝蹴りを選択されることが多くて何度もたまげました。こちらはいつも聖剣を選択して返り討ちにしていたので、お相手氏もたまげたことでしょう。
~ブレードフォルム時~
受けループやメタグロスを相手にする際は、必ずと言っていいほどグライオン出てきます。どちらの場合であっても、ブレードフォルム状態で地震を受けてC2↑シャドボ(+影うち)でグライオンを落として後続のボーマンダやオニゴーリを通すことができました。
ミミッキュ
【性格】意地っ張り
【個体値】31-31-31-x-31-31
【努力値】4-252-0-0-0-252
【実数値】131-156-100-x-125-148
【技構成】シャドークロー/影うち/呪い/電磁波
オニゴーリの天敵として、呪いミミッキュが挙げられます。最近は物理技を耐えきってくるAB個体が増えてきたため、迅速な処理が難しくなっています。そこで、いかに物理耐久に特化しようとも耐えられないゴーストZの採用に踏み切りました(それ以前に何匹かフリドラで凍らせて零度当てたのは試行錯誤の一貫)。
じゃれつくを切った弊害としては、ガルガブやポリ2への打点が乏しくなったことが挙げられます。この点に関しては、仮にじゃれつくを搭載していても勝てるかどうか怪しいのでこの技構成で正解だったと思います。
ボーマンダ
【性格】無邪気
【個体値】31-31-31-31-31-31
【努力値】20-148-20-116-0-204
【実数値*3】173-184-153-155-99-182
【技構成】捨て身タックル/大文字/ハイパーボイス/身代わり
- A:捨て身で無振りリザYが確定1発。
- B:身代わりに対するA182ガブリアスの岩封が威嚇込みで低乱数1発(6.3%)、威嚇込みでA156ミミッキュのZじゃれつく→影撃ちが150~181ダメージ(ほぼ耐える)
- C:大文字でH252テッカグヤが確定2発。H252メガハッサムが確定1発。
- S:最速ジャローダ抜き
シーズン3以来の再雇用となったメガボーマンダ。地面の一貫を切れる最強のメガ枠らしいので採用。見せ合いの時点で耐久ポケモンを誘発したり、受けループに圧力をかけにいきます。
技構成の関係上、バンギラスやヒートロトム、ヒードランがいると出せないことが多かったため、身代わり or ハイボを地震 or ストーンエッジに変えてもよかったかもしれません。
※パーティ全体で電気が一貫していること、ポリ2・ガルーラ入りが苦しくなったことから、この枠は格闘Zレボルトがよかったかもしれません。
キノガッサ
【性格】陽気
【個体値】31-31-31-31-31-31
【努力値】0-252-4-0-0-252
【実数値】135-182-101-x-80-134
【技構成】キノコの胞子/マッハパンチ/岩石封じ/種マシンガン
タイマン性能と昏睡レイプ性能を見込んで最後に入ってきたテクニガッサ。こちらの記事を参考にさせていただきました。
4545tennnennsui.hatenablog.com性格は意地か陽気か迷いましたが、岩封を当てた後で130族の上から行動したい場面が多かったこと、準速ガッサ抜き調整が多くみられたことなどから最終的に陽気に落ち着きました。火力不足を感じることはありましたが、襷を温存しておけば先発・ストッパーとしての役割を果たせる頼れる兄貴♂でした。
※ミミッキュ対面では基本的に胞子を選択していましたが、身代わりを所持していることが分かっている場合や、確実に削りを入れたい場面では種ガンを選択しました。また、ミラー対面では基本的にはマッパから入り、状況に応じてミミッキュに引いてアドを取りにいったり、岩封を撃ってマンダ等の起点にならないようにしました。
選出パターン
見せ合い画面では、まずオニゴーリを出せるかどうか考えます。例外は多々ありますが、主な選出パターンは下記の通りです。
オニゴーリを選出する場合
フーディンで麻痺を撒いて、オニゴーリを繰り出していく選出パターン。
相手のパーティにメタグロスがいる場合はガルドを、サンダーがいる場合は先発をキノガッサにすることが多いです。
※受けルや鈍足主体のパーティには、フーディンの代わりにマンダやミミッキュを入れることがあります。
オニゴーリを選出しない場合
オニゴーリが選出できない状況といえば、どんな状況が思い浮かびますか?
この辺は使い手によって基準が分かれるでしょう。私自身に限って言えば、基本的に呪いミミッキュ+オニゴーリが苦手なメガ枠(ガルーラ、バシャーモ、メタグロスなど)やギルガルドが同居しているパーティに対しては選出を避けていました(例外あり)。
選出画面にミミッキュが見えた場合、基本的には呪いを疑い警戒しながら立ち回り、それ以外の型であっても可能な限り対面処理を心掛けました。
ガルーラやメタグロスとミミッキュが組まれていると大変キツいですが、最後まで弱保聖剣ガルドのHPを温存して立ち回ります。
ガブやグライオンがいる場合は、マンダを選出して地面の一貫を切ったりガルドに代わってメタグロスの処理を担いました。
苦手な相手
このパーティの欠陥としては、電気が一貫している・数値受けを崩す手段がオニゴーリ以外には乏しい・一気に崩しに行ける大火力に欠けるなどが挙げられます。他にもありそうなのはさておき、苦手なポケモンや並びは下記の通りになります。
- 眼鏡コケコ:誰も受かりません
- 眼鏡ドラン:ガッサかオニゴーリで処理できますが、大抵裏に滅びゲンガーや威嚇持ちがいる。
- ポリゴン2+呪いミミッキュ:フリドラでミミッキュを凍らせるか、ポリゴン2に最低2回麻痺バグを引いてもらう必要がある。
- とんボルチェン+スカーフカミツルギ:オニゴーリ君に頑張ってSを上げてもらいましょう。
- サンダー全般:何度か穏やか個体に完封されました・
- ニトチャリザードン:襷が潰れたガッサを起点にボコボコにされます。Sマンダが縛られるので、ミミッキュを控えにおいておきます。基本的に電磁波から入って機能停止させます。
- 最速レヒレ:勝ちパターンが妨害されるうえに、ガッサの襷やミミッキュの皮を剥がされるのでかなり苦しいです。
- 滅びゲンガー+テッカグヤ or ヒードラン+ランドロス・受けループ:弱保ギルガルドで圧力をかけれなければ負け。
- 聖剣ガルド:舞ってくる個体は完全に切りました。
終わりに
今シーズンは、シーズン2以来のレート2100超えを果たすことができました。
無理な相手は割り切りつつ(可能な限り減らしておく必要があるが)勝てる相手には確実に勝てるよう工夫するというアプローチで、ある程度は勝てるのではないかと思いました。
来期やUSMレートでも引き続きオニゴーリを使って上を目指したいと思います。
ここまでお読みいただきどうもありがとうございました。質問・感想・意見等がございましたら、twitter @Onigohri_362 までお願いします。
追記
PGLのQRレンタルチームのリンクを追加しました。
※1枚目がアイカツスターズのハルカ☆ルカちゃん、2枚目がアイドルタイムプリパラの黒須あろまちゃんです。
アイカツスターズは毎週木曜18時25分から、アイドルタイムプリパラは毎週火曜17時55分から放映してます。どちらも面白いので、是非観てみてください!
【SMシングル シーズン4使用構築】「オニゴーリ軸 夏の風物詩スタン」最高最終 2004 & 2005
はじめに
SMレートシーズン4お疲れ様でした。マッチングした方は対戦ありがとうございました!
本ROMのTNはくろすあろまで、サブROMのTNはハルカ★ルカです。最終レートはそれぞれ2004と2005です。
構築概要
本構築のコンセプトはオニゴーリを極力選出しつつ、厳しい場合は他の5体の中から選出して対応することです。
~採用順並びに経緯~
- エースのオニゴーリ
- メガボーマンダより先に麻痺を撒けてハッサムやバシャーモに強く出られるメガフーディン
- ルカリオやフェローチェに強く出ることができ、弱点保険発動時の爆発力があるギルガルド
- 化けの皮により行動が保証され、補助技も豊富なミミッキュ
- テッカグヤやゲンガー、ガルーラ入りに繰り出せるメガバシャーモ
- 相手のエースをコピーして全抜きしたり、ランドロスをコピーして地面技の一貫を切れるメタモン
個別解説
オニゴーリ
【性格】臆病
【個体値】31-0-31-31-31-31
【努力値】172-0-52-4-28-252
【実数値】177-76-107-101-104-145
【技構成】守る/身代わり/絶対零度/フリーズドライ
- H:残飯効率最大の16n+1
- B:身代わりに対する一致イカサマが低乱数1発(25%)
- S:最速
暑い夏を絶対零度で冷却してくれる氷塊顔面。主に後述のフーディンやミミッキュで麻痺を撒いて繰り出していくことが多いです。また麻痺した相手だけでなく、低速ポケモン全般をみがまもで起点にしていくことも多いです(滅びの歌や吠える、積み技に注意)。
上記以外のケースは…S上昇や回避、防御、特防上昇によって自ら強引に起点を作り出すこともあります。基本的にはムラっけを積み、耐久や回避能力を上げて身代わりを残してから攻めていきますが、時として回避上昇に賭けたり1発で零度を当てなくてはならない状況があります。
ムラっけの試行回数を稼ぐパターンについては、前期の記事をご覧ください。
メガフーディン
【性格】臆病
【個体値】31-0-31-31-31-31
【努力値】100-0-180-0-0-228
【実数値*1】:143-63-108-195-125-218
【技構成】サイコキネシス/身代わり/目覚めるパワー(炎)/電磁波
- H:定数ダメ最少(16n-1と8n-1を兼ねる)
- S:1加速した最速バシャーモ抜き
- B:余り
シーズン2から使い続けている電磁波めざ炎フーディン。電磁波でオニゴーリの起点を作ったり、パーティ全体で重たいバシャーモやゲッコウガ、ハッサムの処理を担います。物理技を被弾する事が多いため、努力値の余りはBに割いています。
シーズン3とは異なり、エナジーボールの枠を身代わりに変えています。この技に変更した理由は、主にメガバシャーモ対策です。こちらをご覧ください。
バシャーモナイトが未解禁のシーズン3では、バシャーモに1加速されても上から叩くことができました。しかし、メガバシャーモには1加速されただけで上を取られてしまいます。そのため、1体倒された後 or 守るのタイミングでフーディンを出して対処することはできなくなりました。また、先発対面だったとしても対戦相手がメガ前の特性を猛火にしていた場合、メガシンカ→トレース発動で猛火をコピーしてしまうため上述の状況を再現されてしまいます。
このような状況を打開するために、身代わりを搭載しました。バシャーモがメガシンカ&守るのタイミングで身代わりを選択することで有利対面を維持できます。
身代わりを搭載した結果、草打点がなくなりました。スイクン、レヒレ、カバ辺りに草技を撃ちたいことはありましたが、それ以上にメガバシャーモに強く出られる場面の方が多くあったので一応正解だったと思われます。
ギルガルド
【性格】呑気
【個体値】31-31-31-31-31-31
【努力値】252-0-164-92-0-0
【実数値*2】:167-70-210-82-170-72
【技構成】シャドーボール/影撃ち/キングシールド/聖剣
- B:珠マンムーの地震確定耐え、ブレードフォルム時にA156ミミッキュのシャドクロ耐え、A2↑メガルカリオの地震が低乱数1発(6.3%)
- C:余り
- S:4振りメガクチートやカバルドンの上から行動したい場面が多かったため、個体値31
物理耐久に厚く割いたHBベースの呑気弱点保険ギルガルド。こちらもシーズン2から続投。対戦相手にとって想定外の物理耐性によって、少し削られていても弱点技を耐える→保険を発動させて大きな負荷をかける動きは今期も健在。
メガバシャーモ復活に伴い解雇…となる予定でしたが、メガバシャーモにキンシ読みで舞われたケースが少なかったため、対面ではキンシ→A2↓フレドラを耐えて返り討ちというパターンが多くありました。
ミミッキュ
【性格】陽気
【個体値】31-31-31-x-31-31
【努力値】4-252-0-0-0-252
【実数値】131-142-100-x-125-162
【技構成】シャドークロー/電磁波/身代わり/呪い
- S:最速
誰が使っても強いと評判の(?)ミミッキュ。バンジの実を持たせることにより、複数ターン呪い・身代わりを撃てる怨霊。夏と言えば怪談もありましたね。主な役割は下記のとおりです。
ミミッキュ同士が対面した場合、裏の受けポケモンに引かれることもありますが、皮を剥がせないことを嫌って居座ってくることもあります。そこで電磁波を当てて、シャドークローで皮を剥がす役割を果たしてもらいます。削りまでできれば十分で、突破は裏を見て判断します。
特にこれといった耐久調整は施さなかったのですが、身代わりが低下力特殊技を耐える場面が欲しい時もありました。実数値にしてH161-A111-B101-x-D151-S136*3の調整でもよかったかもしれません。
メガバシャーモ
【性格】意地っ張り
【個体値】31-31-31-x-31-31
【努力値】28-236-124-0-4-116
【実数値】159-231-116-x-4-135
【技構成】フレアドライブ/飛び膝蹴り/雷パンチ/守る
加速していく灼熱の炎打点。シーズン4から新たに使用可能になりました。前述のとおり、フーディンが苦しめられたため自分でも使ってみることにしました。パーティ全体で重めのメガメタグロスに対してHP満タンなら守るとの択を考えずに行動できるようB振り。ZシャドクロやZじゃれつくを耐えられるため、ミミッキュに対しても守らずにフレドラを選択することが多いです。
ミラーや最速80族辺りを意識して準速にすることもできましたが、B方面の耐久が欲しかったのでこの調整になりました。
メタモン
【性格】生意気
【個体値】31-x-x-x-x-x
【努力値】252-0-4-0-252-0
【実数値】155-x-x-x-x-x
【技構成】変身
恐怖の先制の爪メタモン。メタモンの主な持ち物としては、他には気合の襷・こだわりスカーフなどがあります。襷は潰されていることが多く、また拘りたくはないため同速ゲーを少しでも有利にできる先制の爪で採用。
~主な役割~
想像以上に先制の爪が発動する機会が多く、対面しているポケモンがスカーフ持ちであったりS操作された場合でも先手を取ってくれたので持ち物は先制の爪で正解でした。
1900より上のレート帯では、襷要員を残したりなつき度依存の技を八つ当たりにしていることが多かった印象です。そのため、ステロを撒いたりこちらのメタモンのなつき度も最低まで落としておくといった対応が必要だと感じました。
選出パターン
オニゴーリを選出する場合
基本選出
+oror
立ち回りは、主に下記の通りです。
- フーディンを先発させて、麻痺を撒く。麻痺撒き要員が倒れたらオニゴーリを繰り出してムラっけを積む。ギルガルドはクッションや切り返し要員。メタモンは積みアタッカー対策。
- ミミッキュを先発させて電磁波呪いで削る。その後はオニゴーリを繰り出すか、メタモンで瀕死のポケモンもしくは死に出しで出てきたポケモンをコピーする。ミミッキュとフーディンを同時選出して、2回麻痺を撒くこともあります。
オニゴーリを選出しない場合
+or
基本的には、フーディンとオニゴーリ以外の4体から選出します。先発ミミッキュで削りを入れたり、麻痺を撒いてメガバシャーモで抜いていき、ギャラドスやボーマンダ等はメタモンでコピーしていきます。余程のことがない限りオニゴーリを出すので、このような選出パターンになることは少なめでした。
終わりに
今シーズンは、オニゴーリを可能な限り出したい。という原点に立ち返って構築を組んでみました。その結果、並びを見てお分かりいただいたかもしれませんが電気・地面タイプが完全に一貫し、またZ技要員もいません。オニゴーリのサポートや脇固めに注力しすぎて構築としての完成度やスペックが犠牲になったと感じています。
他の結果を残したオニゴーリ入りの構築は、数値・性能が高いポケモンで固めていたり、オニゴーリは特定の構築(鈍足主体や受けル)に限定的に出していることが多い印象を受けました。
来季はこうした構築を参考にしつつ、2000で満足せず2100台を超えることを目標に構築と立ち回りを磨いていきます。
ここまでお読みいただきどうもありがとうございました。質問・感想・意見等がございましたら、twitter @Onigohri_362 までお願いします。
※1枚目がアイドルタイムプリパラの黒須あろまちゃんで、2枚目がアイカツスターズのハルカ☆ルカちゃんです。
【SMシングル シーズン3使用構築】「異端バンドリゴーリ」最高最終 2024 & 2011
はじめに
SMレートシーズン3お疲れ様でした。マッチングした方は対戦ありがとうございました!
本ROMのTNはくろすあろまで、サブROMのTNはハルカ★ルカです。最終レートはそれぞれ2024と2011です。
パーティ全体のコンセプトは、オニゴーリとバンドリの使い分けです。オニゴーリを可能な限り選出しつつ、無理な場合はバンドリ軸を通していくのが基本的な動きです。以下、採用個体を順次解説していきます。
個別解説
オニゴーリ
【個体値】31-0-31-31-31-31
【努力値】172-0-52-4-28-252
【実数値】177-76-107-101-104-145
【技構成】守る/身代わり/絶対零度/フリーズドライ
- H:残飯効率最大の16n+1
- B:身代わりに対する一致イカサマが低乱数1発(25%)
- S:最速
本パーティの軸でありエースの片割れ。主に下記の方法でムラっけの試行回数を稼いでいきます。
守る・身代わり
オニゴーリがムラっけの試行回数を稼ぐ一般的な方法です。主に下記のような流れになります。
- 麻痺したポケモンや低速ポケモンを相手に身代わりと守るを繰り返す。
- 麻痺バグによる行動不能、回避上昇、防御 or 特防上昇を活かして身代わりを残す。
- 身代わりを残した状態で絶対零度の試行回数を稼いだり、特攻上昇を引いて強化されたフリーズドライや氷の息吹を撃つ。
基本的な動きは以上となりますが、対戦相手が大人しく積ませてくれることは稀です。そのため、どの能力が上昇するか・絶対零度が命中するかという点で運に左右されることが往々にしてあります。
後投げ
主に下記の場合に、後投げすることがあります。
- 氷技を撃たれる場合
本体が被弾することは可能な限り避けたいですが、クレセリアやポリゴン2の冷凍ビームやサブウェポンのめざ氷など、半減で受けられる技に対してであれば後投げすることができます。読まれて毒を撃たれた場合は、対戦相手を称えましょう。 - 補助技を撃たれる場合
状態異常にされる補助技以外であれば、読み切った上で後出しが可能です。例えば、毒菱やステロは撒かれると体力を大きく削られるため、明らかに読める場合には後投げしてスリップダメージを阻止することがあります。
釣り出し交換
確実に相手が引いてくるような場面以外ではやりたくないですが、状況次第では選択肢に入ります。
例えば、メタグロスとギルガルドの対面で相手の交換を読んでオニゴーリを出すとします。一見すると大変危険な行為ですが、下記の条件が揃っている状況で行いました。
このような条件が揃っている中で、なおメタグロス側が居座ってアイアンヘッドを撃ってくるでしょうか?
そのような立ち回りをされたり、出てくる個体が全て身代わり爪とぎ地震個体だったら完全にお手上げですが、幸い全てのフルアタメタグロスが引いていきました。
後投げや釣り出し交換は、確実に読めるような場面でなければ相当リスクが高い行動です。しかし、頭数を減らす事なくオニゴーリのムラっけの試行回数を稼ぐという点では、意義があると思われます。対戦相手が強力な対策枠を出して来ても起点を作り直したり、切り返せる可能性があるからです。
フーディン
【個体値】31-0-31-31-31-31
【努力値】100-0-180-0-0-228
【実数値*1】:143-63-108-195-125-218
【技構成】サイコキネシス/エナジーボール/目覚めるパワー(炎)/電磁波
- H:定数ダメ最少(16n-1と8n-1を兼ねる)
- S:1加速した最速バシャーモ抜き
- B:余り
前期から続投となった電磁波めざ炎フーディン。オニゴーリの起点を作ったり、パーティ全体で重たいバシャーモやゲッコウガ、ハッサムの処理を担います。物理技を被弾する事が多いため、努力値の余りはBに割いています。変幻自在やテクニシャン、適応力をコピーして火力を強化したり、威嚇や厚い脂肪をコピーして耐久を底上げするなどトレースする特性次第でかなり化けました。
欠点としては、ミミッキュやメタグロス、ギルガルドを強烈に誘うことが挙げられます。そのため、余りにも出しづらい場合は後述のバンドリマンダを選出していました。
ギルガルド
【個体値】31-31-31-31-31-31
【努力値】252-0-164-92-0-0
【実数値*2】:167-70-210-82-170-72
【技構成】シャドーボール/影撃ち/キングシールド/聖剣
- B:珠マンムーの地震確定耐え、A187メガメタグロスの地震2耐え
B:A2↑メガルカリオの地震が低乱数1発(6.3%) - C:余り
- S:4振りメガクチートやカバルドンの上から行動したい場面が多かったため、個体値31
物理耐久に厚く割いたHBベースの呑気弱点保険ギルガルド。こちらも前期から続投。
対戦相手にとって想定外の物理耐性によって、少し削られていても弱点技を耐える→保険を発動させて大きな負荷をかける動きが強力でした。ただし、弱点タイプのZ技や高火力特殊技は耐えられないため注意が必要です。
※メガバシャーモが復活する場合は、参考にさせていただいたこちらの調整の方がいいかもしれません。
バンギラス
【個体値】31-31-31-x-31-31
【努力値】108-0-252-0-0-148
【実数値】189-154-178-x-120-100
【技構成】ステルスロック/吠える/岩石封じ/追い討ち
- A:交換際追い討ちがH167メガゲンガーに140~168ダメージ。砂と併せて瀕死率41.41%。
- B:A142ミミッキュのZじゃれつく確定耐え(A156の場合は中乱数一発(50%)
- D:C211メガリザYのソラビ確定耐え
- S:S1段階下降した準速ミミッキュ抜き
バンドリの展開始動要員のバンギラス。本来であれば、イカサマや冷ビを搭載していることが多いのですがヌケニンやシャンデラ等を逃がさず狩るために追い討ちを搭載。
※冷ビやイカサマを切ったバンギの単体性能はかなり低く、グロパンガル等の起点にされやすいという欠点がありました。吠えるをイカサマに変更して、バシャーモや身代わり持ちには別枠で対処してもよかったかもしれません。
ドリュウズ
【個体値】31-31-31-x-31-31
【努力値】0-252-4-0-0-252
【実数値】185-187-81-x-85-154
【技構成】地震/アイアンヘッド/岩雪崩/剣舞
砂下のエース。主にバンギラスとセットで出します。砂ミラーやカバ入り、鈍足主体のパーティには単騎で出すこともあります。陽気にした理由は、スカーフゲッコウガや砂がなくても相手のオニゴーリや準速ミミッキュの上から行動するためです。
※性格補正を素早さにかけた結果、S方面はかなり頼りになりましたが、元々十分とは言い難い火力がさらに乏しくなるという弊害もありました。Z地震でガルガブやアシレーヌを落としたい場面も多かったため、この枠も要検討です。
ボーマンダ
【個体値】31-31-31-31-31-31
【努力値】20-148-20-116-0-204
【実数値*3】173-184-153-155-99-182
【技構成】捨て身タックル/大文字/ハイパーボイス/身代わり
- A:捨て身で無振りリザYが確定1発。
- B:身代わりに対するA182ガブリアスの岩封が威嚇込みで低乱数1発(6.3%)、威嚇込みでA156ミミッキュのZじゃれつく→影撃ちが150~181ダメージ(ほぼ耐える)
- C:大文字でH252テッカグヤが確定2発。ハイボ→捨て身でオボン発動を防ぎつつマリルリを落とせる
- S:最速ジャローダ抜き
走攻守もとい火力・耐久・素早さに優れているポケモン。先発もしくは地面技に後出しして負荷をかけていく事が多いです。
技構成は、パーティ全体で呼び込むジャローダやグライオン、マリルリ、ガブリアス、テッカグヤに強く出られる構成となっています。ミラーは他のポケモンで対処していたのと、外しと反動が怖かったため、流星群は切りました。
ポリクチミミッキュに対しては、ドリュウズ・オニゴーリと共に選出しミミッキュを対面もしくは皮が剥がれた状態から処理を狙い、ポリ2やクチートにも負荷をかけにいきます。
選出パターン
オニゴーリを選出する場合
基本選出
立ち回りとしては、主に次の2通りがあります。
- フーディンを先発させて、バシャーモやゲッコウガを処理したり麻痺を撒く。その後は、オニゴーリを繰り出してムラっけを積む。ギルガルドはクッションや切り返し要員。
- ギルガルドを先発させて、マンムーやランドロス相手に弱点保険を発動させて圧力をかける。フーディンを繰り出して以降は上に同じ。
対カバルドン入り
カバルドン入りに対しては、ギルガルドの代わりにドリュウズを選出して砂にタダ乗りする事があります。そのような場合における立ち回りは、下記のようになります。
- 初手に出て来たカバをフーディンのエナジーボールで削る。
- カバ側は欠伸→ステロの順で行動してくることが多いので、2ターン目にドリュもしくはオニゴーリに引いてカバを処理もしくは引かせる。
- 対戦相手が始動した砂嵐を利用し、ドリュウズで攻めるか物理受け等をオニゴーリで起点にする。
オニゴーリを選出しない場合
起点を作っても、対戦相手が大人しく積ませてくれるとは限りません。滅びの歌や呪い、音技・連続技など、身代わりを張ったオニゴーリを後出しから処理できるポケモンがいれば後出ししてきます。特にキツいポケモンとして、滅びゲンガー、呪いミミッキュ、ガルーラ、パルシェン、ウルガモス、などが挙げられます。これらのポケモンが選出画面にいた場合は、ドリュウズ軸で対応します。
バンドリ選出
or
王道の選出パターン。バンギでステロと砂を撒き、展開を始動します。先発にはよくキノガッサやマリルリ、アシレーヌ、ガブリアス、ジャローダなどが来ることがあるため、ボーマンダもしくはギルガルドを先発させて負荷をかけることが多いです。
上述のウルガモスやミミッキュ入りに対して強めに出る予定でしたが、テッカグヤなどの物理受けやランドロスを絡めた威嚇サイクルを崩し切れないことも多く、まだまだ使い慣れてない部分も多くありました。
パーティ雑感
オニゴーリ構築の裏選出としてバンドリを組み込んだらどうなるか?
今期はこれを一つのテーマとしてレートに潜っていました。1シーズン通して潜った雑感としては、オニゴーリが呼び込むポケモンとバンドリが苦手なポケモンがかなり被る点が挙げられます。例えばアシレーヌ、キノガッサ、ガルーラなどが挙げられます。
また、ドリュ・マンダを受け切ってくるパーティはオニゴーリを選出して対処していたため、呪いミミッキュやウルガモス、パルシェンも同居していた場合、起点にされることがありました。こうしたパーティへの対処も来期以降の課題と言えます。
終わりに
最終日に大きく溶かした前期とは異なり、今期はオニゴーリ対策がかなりキツくなる前に撤退して2ROM2000は達成できました。ギャンブラーは引き際が肝心ということを改めて実感しました。
来期は引き続き2ROM体制で最後まで粘りたいと思います。
ここまでお読みいただきどうもありがとうございました。質問・感想・意見等がございましたら、twitter @Onigohri_362 までお願いします。
~スペシャルサンクス~砂パの動き方について色々教えてくださった鶴さん、るるぷさん、とーあさん、ありがとうございました!※1枚目がプリパラの黒須あろまちゃんで、2枚目がアイカツスターズのハルカ☆ルカちゃんです。
【簡易オフレポ】~マグロ積みチャレンジ~
はじめに
私は昨日、twitterのフォロワー3名と横浜で会って居酒屋『魚参』に行ってきました。本記事では、この店の名物『マグロ積み』の概要とオフレポについて扱います。
マグロ積み概要
皆さん、マグロを積み上げたことはありますか?いきなり訊かれてもたまげる方が多いと思われますので順次説明していきます。
こちらのぐるなびにありますように、この店は横浜駅西口徒歩5分の場所にある居酒屋です。この店の何が特徴的か申し上げますと
なんと…18時までなら100円で新鮮マグロを積み上げ放題です!
マグロチャレンジ、対戦よろしくお願いします( ´∀`) pic.twitter.com/G4XCXNStdD
— Dai@オシャボ厳選勢 (@Onigohri_362) 2017年5月3日
以下、順次流れと手順を紹介していきます。
- 予約を入れた上で、17時に開店突撃(←コレ最重要。)
- 木桶(直径20cmくらい)に新鮮マグロが大量に盛られてくる。
- マグロが入った木桶の直径10cmくらいの黒い小鉢が置かれる。
- 黒い小鉢にマグロをできるだけたくさん積み上げる。
YKの独断場だった( ´∀`)。あと少し。 pic.twitter.com/g7Tv8GqoUi
— Dai@オシャボ厳選勢 (@Onigohri_362) 2017年5月3日
マグロを積み上げる作業に関しては、こちらの記事が参考になると思われます。
積みあがった分だけ食べられるので、グルメの方がおりましたら是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか?
※途中で崩れてテーブル上に落ちてもいいように、あらかじめテーブルを綺麗にしておくといいかもしれません。
簡易オフレポ
今回のマグロ積みは、YKさん(@Muramasa_Blade_)が予約からマグロ積みまでを全面的に担ってくれました。まずはこの場を借りて今一度お礼申し上げます。
他の面子としては、デデンネと淫夢を愛するとどんね(@todnne)さんや、同じく淫夢に染まり、園田海未とリザードンが好きでたまにTLで絶叫するみずあめぽけ(@mzampk)さんがいます。
twitter上でリプを送り合うだけに留まらず、リアルで対面することで会話しているという実感が湧きました。耳で聞いて、頭で考え、口を動かし声を出す。リアルのコミュニケーションでは当たり前のようで、twitter上では耳と口を使ってないという事実に気付かされました。twitterは確かに楽しいですが、こうしたリアルでの会話の機会も確保できたらと思いました。
17時から19時ごろまで、追加のお寿司を食べながらポケモン関係の話題からロックマンエグゼ、淫夢に至るまで様々な話題で盛り上がりました。途中かなり語録が飛び交いましたが、充実した2時間でした!。
終わりに
マグロを積める限り積んで一気にいただく。このマグロ積みはポケ勢にかなりの人気があります。有力説として『積み技が好きだから』というものがあります。
今回はマグロが積みあがっていく光景を眺めていたのですが、また行く機会がありましたら今度は積み上げを担当したいと思います。
ここまでお読みいただきありがとうございました。質問・感想・意見等がございましたら、twitter @Onigohri_362 までお願いいたします。
【ポケモンSM シングル シーズン2使用構築】✝フローズンキャッスル✝【最高2132 最終1906】
はじめに
SMレートシーズン2お疲れ様です。私はTNくろすあろまで潜ってました。マッチングした方は対戦ありがとうございました。ご存じの方もいると思いますが、プリパラの黒須あろまちゃんです。
最高レートは2132、最終レートは1906です。ここまで溶かすのも珍しいとは思いますが、使用構築はこちらになります。
パーティ全体のコンセプトは、オニゴーリを可能な限り選出しつつ無理な場合は裏選出で対抗することです。以下、個別解説していきます。
個別解説
オニゴーリ
性格:臆病、特性:ムラっけ、持ち物:残飯
個体値:31-0-31-31-31-31
努力値:172-0-52-4-28-252
実数値:177-76-107-101-104-145
TODの束縛から解放された最凶のウルトラビースト「Moody」。本パーティの軸でありエースです。メガフーディンやミミッキュで電磁波を撃って、麻痺バグによる行動不能、回避上昇、防御 or 特防上昇により身代わりを残して絶対零度の試行回数を稼いだり、フリドラで削っていくのが基本となります。
配分としては、Hは残飯効率最大の16n+1、Sは最速となっています。Bは身代わりに対する一致イカサマが低乱数一発(25%)となります。また本体が被弾することは可能な限り避けたいですが、A特化メガボーマンダの捨て身が中乱数一発(56.3%)、C特化カプ・テテフのフィールドサイキネは確定耐えとなります。
メガフーディン
性格:臆病、特性:マジックガード→トレース、持ち物:フーディンナイト
個体値:31-0-31-31-31-31(A0めざ炎個体に王冠を使いました)
努力値:100-0-188-0-0-220
実数値*1:143-63-109-195-115-217
技構成:電磁波、サイコキネシス、めざめるパワー(炎)、気合い玉
まさかの電磁波めざ炎フーディン。主な役割は次の三点です。
- 電磁波による起点作り(&回避)
- 霊獣ボルトロスの蓄電、メガルカリオの適応力、ドリュウズの砂かき、バシャーモの加速、ハッサムのテクニシャン、ガルーラの親子愛等をコピーしてストッパーの役割を果たすこと
- ステロ+サイキネでウルガモスやリザードンを縛ること
オニゴーリの起点作り要因としては、他にジャローダやボルトロスなどがいます。彼らとの差別化点は下記の通りです。
- メガボーマンダに身代わりされる前に麻痺を入れられる(ジャローダとの比較)
- 悪タイプであるメガギャラドスやゲッコウガ、サイコフィールドを張ってくるカプテテフに撃てる(ボルトロスとの比較)
- 前述の強特性をコピーしてストッパーになることができる
ここまでは強みを挙げてきましたが、弱みとしては電磁波や気合玉の命中率が不安なことです。外しが負けに直結することが多いので当てたら必ず勝ちましょう。また流行りのミミッキュに弱い点も不安材料であるため、一長一短といったところです。
ガブリアス
性格:陽気、特性:鮫肌、持ち物:ヤチェの実
個体値:31-31-31-x-31-31
努力値:0-252-4-0-0-252
実数値:183-182-116-90-105-169
電気玉投げつける偽装ヤチェガブリアス。電気の一貫を切ったり、ステロや岩封でウルガモス・リザードンに対処する駒。またミミッキュガルーラ対面で猫騙しをよく撃たれるので、ガブに引いて鮫肌ダメを入れつつ、冷パンを耐えて地震で処理という立ち回りもしていました。
オニゴーリ入りの構築ではDSに振って電気玉を投げつけて麻痺させる個体がいることが多いのですが、本構築ではフーディンやミミッキュが担いました。
ミミッキュ
性格:意地っ張り、特性:化けの皮、持ち物:フェアリーZ
個体値:31-31-31-x-31-31
努力値:4-252-0-0-0-252
実数値:131-156-100-x-125-148
技構成:じゃれつく、かげうち、電磁波、呪い
色々欲張ったミミッキュ。Zじゃれつく→影撃ちによる縛り性能に加え、オニゴーリの起点を作る電磁波、削りを入れたり自主退場するための呪いを搭載しています。
化けの皮を盾に電磁波を安全に撒いたり、ストッパーの役割を果たすために採用しましたが、終盤は霊獣ランドロスが増加したこともあり選出は控えめでした。
序盤は呪いの枠が剣舞でしたが、テッカグヤやカバルドンの突破をサポートするために呪いに変更。もっとも痛み分けやゴーストZなど回復手段を持たないため、低速や相手のオニゴーリに撃てる回数は1~2回です。
ギルガルド
性格:呑気、特性:バトルスイッチ、持ち物:弱点保険
個体値:31-31-31-31-31-31
努力値:252-0-164-92-0-0
実数値:167-70-210-82-172-72
技構成:シャドーボール、かげうち、キングシールド、聖剣
物理耐久に厚く割いたHBベースの呑気弱点保険ギルガルド。当初はS0個体を使ってましたが、カバルドンに対して先手を取りたい場面が多くあったので6V個体に変更。
シーズン終盤に増え始めたグロスランドの並びやゲンガーに対抗する駒として採用。耐久ラインとしては、A187メガメタグロスの地震を2耐え余りCとなっています。また、ブレード状態でA156ミミッキュのシャドークローを確定で耐えることができます(118~140ダメージ)。H252振りを想定した物理攻撃を耐えて、弱点保険を発動させて返り討ちにしたり負荷をかける動きが出来ました。
B耐久が飛躍的に増した代償として、火力が落ちました。H252メガゲンガーをシャドーボールで落とせないシーンもあり、この点はステロなど何らかのサポートが必須のように感じました。
※この枠は最初はメガメタグロスでしたが、前述のグロスランドの並びやクレセ・ヤドラン等の数値受けに不利になるため変更しました。
カミツルギ
性格:陽気、特性:ビーストブースト、持ち物:悪Z
個体値:31-31-31-0-31-31
努力値:68-100-4-0-92-244
実数値:143-214-152-71-63-176
技構成:リーフブレード、スマートホーン、辻斬り、剣の舞
ミミッキュやガルーラ、カプ・レヒレ入りに対して繰り出す駒として採用。配分は下記の通りです。
- H→ゴツメダメを最小にする6n-1と火傷などの定数ダメを最小にする16n-1
- A→剣舞Z辻斬りでクレセリアが確定で落ちるライン
- D→C特化テテフのフィールドサイキネ耐え
- S→メガメタグロスを意識(173~175辺りが多いか?)。
意地スカーフ個体と両方使ってみましたが、前者はリザードンの起点になり、こちらは撃ち分けができる代わりにゲンガーやスカーフガモスに怯えなくてはならないという使い手の不手際が露呈。この枠は来期以降も検討していきます。
選出パターン
オニゴーリを選出する場合
基本選出
麻痺撒き要員2体でオニゴーリの起点を作る選出。1体が電磁波を外したり落とされたとしても、もう1体で電磁波を撒いて強引にオニゴーリの起点を作ることができます。また、ムラっけの引きが悪くて再展開したい場合でも1回くらいなら可能です。
ミミッキュやフーディンが出しづらかったり、オニゴーリの苦手なポケモンに対処するために麻痺撒き要員を1体だけ出した場合、常に電磁波外しのリスクが付きまとうので注意が必要です。
オニゴーリを選出しない場合
電磁波や蛇睨みを撃って起点を作っても、対戦相手も大人しく積ませてくれるとは限りません。滅び歌や呪い、音技・連続技など、命中安定技を持つ高速ポケモンなど身代わりを張ったオニゴーリを後出しから処理できるポケモンがいれば後出ししてきます。例えば滅びゲンガー、呪いミミッキュ、ガルーラ、パルシェン、アシレーヌ、ウルガモス、メタグロスなどが挙げられます。これらのポケモンが選出画面にいた場合は、オニゴーリの選出を控えるか他のポケモンでの処理ルートを考える必要があります。
対グロスランド
vs or
先発にランドロスが出てくることが多いので、ギルガルドから入り地震を受けつつ弱点保険を発動させ一気に負荷をかけていきます。ウルガモスがいる場合、ガルド対面で舞われたらアウトなのでガブリアスから入ってステロを撒き、ガブを切りつつランドの地震で前述の動きをします。ラス枠にはスカーフカミツルギを持ってくることが多かったのですが、ウルガモスのスカーフ個体の数を考慮すれば悪Zでもよかったかもしれません。
対ステロ展開構築
vs
ステロからエースを降臨させて全抜きを狙ってくる構築に対する選出。ミミッキュから入る場合は、先発のステロ撒き要員(マンムーやガブなど)をZじゃれつく→影撃ちで確実に処理して後続をメガフーディンのトレースやギルガルドの耐性を活かして処理することが多いです。
ガルーラスタン
vs
ミミッキュの型の一つに、じゃれつく呪い身代わり痛み分けという技構成の型があります。ガルーラの猫騙しやスカーフテテフとの相性から入っているため、このような並びとマッチングしたときは呪いを警戒して動きました。こちらはミミッキュから入り、ガルーラの猫だましに合わせてヤチェガブに引き、ガルーラを処理するかステロを撒いてカミツルギを通す動きを心掛けました。
パーティ雑感
シーズン終盤前までは、フーディンの奇襲性能と運が良かったのでレートを伸ばせました。しかし、終盤はオニゴーリがかなりメタられるようになり(運も収束したか?)思うように勝てないことが増えました。
また、電気タイプや麻痺が痛手にならない鈍足ポケモンがいないため、ジャローダが非常に重いのですがシーズン終盤にたくさん遭遇したので対策枠や立ち回りを考える必要を感じました。
この他にも、滅びメガゲンガー受けループやオニゴーリを出せない構築に対する勝率が芳しくなかったり、上位構築に入ってるアシレーヌの処理を零度に頼りがちになるなどプレイヤースキルの向上も今後の課題です。
終わりに
ポケモン対戦をORASから本格的に始めて初の2100台を達成できたので、次シーズンは最終2100台を目標にしたいと思います。
ここまでお読みいただきどうもありがとうございました。質問・感想・意見・オニゴーリ君に一言がございましたら、twitter @Onigohri_362 までお願いします。
次回作までにランク999を目指します(´∀`)
プリパラは、4月から4期が始まりタイトルも変わります。『アイドルタイムプリパラ』をよろしくな!
あろまちゃん出ますかね?何かご存じの方がいましたら、コメント欄かtwitterまでオナシャス!
*1:メガ前実数値は143-49-89-155-115-184